小雪・大雪(しょうせつ・たいせつ)

2016年12月【第74号】
  • Illustration by Ryuto Miyake

 11月22日頃は二十四節気で「小雪」。日ごとに寒くなり、野山に雪が舞い始める頃を意味している。いよいよ本格的な冬の到来だ。「勤労感謝の日」である23日には、一年の収穫を祝い、農作物に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」が執り行われる。これは飛鳥時代より続く宮中行事で、現在も皇居のほか各地の神社で行われている。かつては庶民の間でも、新嘗祭が終わるまで新穀を口にしなかった。改めて自然の恵みに感謝しながら食事をいだきたい。

 12月7日頃は二十四節気で「大雪」。雪が激しく降り出す頃といわれている。冷たい風が吹き始め、山では南天やくちなしの実が色づき、動物たちは冬眠に入る。12月13日頃には、一年でたまったほこりを払う「すす払い」が各地で行われる。古くから正月の準備はこの日より始めるものとされてきた。
 この時季は街が一年で最も華やぎを増す。クリスマスのイルミネーションで彩られた日本橋で、大切な人へ感謝の気持ちを伝えるプレゼントを選んでみては。