秋分(しゅうぶん)・寒露(かんろ)

2015年10月【第60号】

 涼やかな朝晩の風に、本格的な秋の訪れを感じるようになるこの頃は、一年のうちでも過ごしやすい季節。ひと足早く、秋の装いに身を包み、街歩きやショッピングを楽しみたい。
 9月23日頃は二十四節気で「秋分」。太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになるといわれている。秋の彼岸の中日にもあたり、墓参りをする風習がある。先祖におはぎを供え、赤い色の小豆で邪気を祓って、災難から身を守る。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、この頃を境に次第に暑さがしのぎやすくなっていく。

 二十四節気で10月8日頃は「寒露」。秋の長雨が終わりを告げ、清々しい青空が広がり始める。月も美しい季節だ。旧暦の9月13日にあたる10月中旬は「十三夜」と呼ばれ、古くから「十五夜」と並んで一年で最も月が美しい日とされてきた。「名残の月」とも呼ばれている。

 野の草花には、冷たい露が結ばれるようになり、いよいよ秋も本番。各地では紅葉も色濃くなり、雁などの冬鳥の飛来も始まる。住宅地などで、ふと金木犀の花の香りに気づくこともあるだろう。店先には秋の味覚が並び、食欲の秋の到来だ。

 日本橋でも秋ならではのイベントが盛りだくさん。特集で詳しく紹介しているので、ぜひチェックを。