小雪(しょうせつ)・大雪(たいせつ)

2013年12月【第38号】

 晩秋も過ぎ、寒さが厳しさを増してくるこの季節。街は少しずつクリスマスを迎える準備で彩られていく。木々の枝が木枯らしに震え、銀杏の葉が舞い散る街角にあって、あたたかなイルミネーションの光や色とりどりのクリスマスデコレーションは寒さを忘れさせてくれる嬉しい存在だ。そろそろクリスマスカードや年賀状、来年度の手帳の準備も進めておきたいところ。

 11月22日頃は二十四節気で「小雪」。ちらほらと雪が降り始め、厚手のコートが出番を迎える。この時期、移動性の高気圧に覆われ、春を思わせる暖かな陽気の日が訪れることを小春日和という。このような日が何日も続くと、桜や梅といった春の花が勘違いをして咲き出すことがある。これを“帰り花(返り花)”や“狂い咲き”といい、俳句では冬の季語とされている。

 12月7日は「大雪」。雪が本格的に降り出すことを意味している。降雪地方では、雪の重みで木が折れないように庭の木々に雪吊りを行う。13日は正月事始めの日。かつて旧暦のこの日は“鬼宿(きしゅく)”というおめでたい日にあたり、吉日とされていた。神様をお迎えするために家のほこりを拭い、すす払いを行う。門松を飾ったり餅をついたりといったお正月準備の一番はじめに行うのが慣わしだ。とかく面倒な大掃除も、美しく機能的な道具があれば楽しくなる。今号の特集ではそんなお役立ちアイテムもご紹介しているので、ぜひチェックを。