霜降(そうこう)・立冬(りっとう)

2010年11月【創刊号】

 今年も木枯らしの吹く季節となりました。木枯らしは、霜降(10月23日頃)から立冬(11月7日頃)の間に吹く北風の別名ですが、この「霜降」「立冬」などの節気は、もともとは江戸時代の暦。太陽暦を採用している現在と違い、江戸時代では太陰太陽暦と呼ばれる暦が採用され、月の満ち欠けを表した12カ月と、太陽の動きを24分割した二十四節気が併用されていました。

10月、11月などと数字で呼び表わす現代の暦と違い、当時は月に「霜月・師走」、節気に「霜降・立冬」などの季節感あふれる名前がつけられていました。秋が深まり霜が降りだす「霜降」、そろそろ冬の気配が立ち出す「立冬」…といった具合です。江戸時代の人々は自然とのつながりを大切にし、季節の変化を意識する中で様々な暮らしの知恵を生み出していきました。

 それらをお手本に、人と自然にやさしいエコなライフスタイルを提案しようと立ち上がったのが、今年で活動2年目となる「ECO EDO 日本橋」。これまでさまざまなイベントなどを実施し、未来に伝えるべきライフスタイルを発信してきました。今夏に行われた打ち水大作戦もそのひとつで、参加者全員が浴衣姿で打ち水をする様子は、江戸情緒を感じさせる、日本橋ならではのイベントとして話題を呼びました。日本橋全域で行われたこのイベントには、MISIAを中心に、アートディレクターの新藤三雄氏やミュージシャンの久保啄郎氏などのアーティストや、社会貢献を支援する一般財団法人「mudef(ミューデフ)」などが参加。「mudef」は、10月31日に行われる「日本橋・京橋まつり」のイベント「諸国往来市」にも参加する予定です。

 これからも、「ECO EDO 日本橋」の活動を通し、現代の生活の中で失われつつある大切なものが、日本橋から発信されていくことでしょう。

「mudef」
http://www.mudef.net/

「ECO EDO日本橋」ってなんだろう?
江戸の街に息づいていた共生の精神を現代に伝え、日本橋ならではのスタイルで創造し、発信する「ECO EDO 日本橋」。日本橋ブランドとしてのエコスタイルを発信しながら、未来のお手本となるべきライフスタイルを提案する、さまざまなイベントやプロジェクトを行っています。

『ECO EDO日本橋』オフィシャルサイト
http://www.ecoedo-nihonbashi.jp/