日本橋が、明治44年(1911年)に現在の石造二重アーチ橋に架け替えられてから、
今年4月3日で100周年を迎えます。
江戸幕府の開府とともに架橋されて以降、日本橋は幾度となく改修と改架を
繰り返してきましたが、現在の橋梁は重要文化財であり、官民地元が一体となって
「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに再生計画を進めています。
ここでは、そんな日本橋の過去から現在、そして未来の姿をご紹介します。
監修…東京都江戸東京博物館館長 竹内誠氏
幕末に流行した江戸料理番付にも勧進元として登場する「割烹 嶋村」。先祖代々の味を受け継いできた八代目の手掛けるおひるメニューをご紹介。
文化3年(1806年)日本橋に小間紙屋として開業した榛原をご紹介。
自然とのつながりを大切に、季節の変化を意識する中で生まれた、江戸時代の暮らしの知恵。それらを現代に活かし、人と自然にやさしいエコなライフスタイルを提案していきます。
屋台での金鍔(きんつば)売りから始まり、梅ぼ志飴や甘名納糖(あまななっとう)などの江戸庶民たちに愛されるお菓子を生みだしてきた「榮太樓總本鋪」。江戸が色濃く薫る日本橋に生まれ育ち、この街を支え牽引し続ける旦那衆である6世・細田安兵衛氏が、「榮太樓總本鋪」の歴史と「日本橋」の未来を語る。