東日本大震災発生以来、暮らしのあり方を見直す機運が高まっています。
暑い夏を迎えるにあたり、今こそ自然と共生しながら都市を発展させた江戸の人々に思いを魅せ、
その知恵に学んでみませんか?往時、火災や震災、戦災と多くの苦難に直面し、
そのたびに力強く復興を遂げてきた日本橋や隅田川界隈では、今夏、被災地の復興を願い、
さまざまなイベントの開催を予定しています。
今月・来月の特集は(江戸に学ぶ心の涼)と題し、五感で涼を味わうイベントをご紹介いたします。
今月取り上げるのは、「川遊び・夕涼み」。
水都・日本橋に生きた先人たちの豊かな感性と粋を、ぜひ肌で感じてみてください。
日本橋に開業した1軒の甘味喫茶からはじまった「紅花」。今や世界を股にかけるレストランで不動の人気を誇るおひるメニューをご紹介。
徳川家康とともに江戸に上った、浜松商人・伊場屋勘左衛門が興した「伊場仙」をご紹介。
自然とのつながりを大切に、季節の変化を意識する中で生まれた、江戸時代の暮らしの知恵。それらを現代に活かし、人と自然にやさしいエコなライフスタイルを提案していきます。
嘉永2年(1849年)、日本橋室町で創業した山本海苔店。江戸以来、水の都として発展してきた日本橋の景観を取り戻すために尽力する山本氏が、日本橋川の再生や街の活性化、水辺と川沿いの街づくり、日本橋への想いを語る。