青森の食材で創る、もてなしの和食 三冨魯久汁八(さぶろくじゅうはち)

2017年01月【第75号】
  • 青森伝統野菜の大鰐温泉もやしのナムル、生食できる品種の“もものすけ”を使った『かぶのごぼうソース』など、野菜尽くしの前菜『青森野菜いろいろ』(コース4,800円~)。

  • 青森の郷土料理『八戸せんべい汁』(600円)は、滋味深い味わい。根菜などがたくさん入っていて、コクがあるのに後味はさっぱりという満足度の高い一品。

  • 『青森シャモロックの炭火焼』(1,400円)。手羽先、もも、むねの盛り合わせにはゆずこしょうがよく合う。日によってレバーペーストなどが加わることも。

  • 店内は1階がカウンター席、2階はお座敷席。夜はお任せのコース料理で4,800円~。ランチ(1,020円~)もあり。

  • 三越前駅からすぐ。路地に入って中ほどにあるお店は、白い暖簾が目印。

 三越前駅からほど近い小路にあり、格子戸に白い暖簾がかかる三冨魯久汁八。青森の食材を洗練されたもてなしの品々に仕立てる和食店だ。
 店主の石沢勉さんは青森県の出身。「青森の素晴らしさを日本橋から発信したいんです」と話す通り、地元の生産者から直接仕入れた素材を提供している。中でもその時季に最も旬な魚を使った刺身の盛り合わせは、要望を聞いてからお出しするというだけあって、多くの人が注文する人気メニューだ。

 刺身をはじめとした魚料理とともに味わいたいのが、野菜の数々。石沢さんは届いた野菜を味見し、次々と料理していく。こうした食材ありきの料理との出会いは、一期一会ともいえるだろう。
 和食の前菜では山のものと海のものを組み合わせて提供することが多いが、なぜ野菜料理なのかと聞くと、「なかなか野菜を摂れない人が多いでしょう。生野菜は好きじゃないという人でも火を通してひと工夫すると召し上がっていただけるのでね」と石沢さん。お客さまへのもてなしの想いがこもった一品目ということだ。

 前菜のあとは味わい深い『青森シャモロックの炭火焼』などを堪能し、〆に青森の郷土料理の『せんべい汁』をいただけば、きっと大満足の夕べになるだろう。

DATA
店名 三冨魯久汁八(さぶろくじゅうはち)
住所 東京都中央区日本橋室町1-11-6
03-6202-3618
営業時間 11:00~15:00、17:30~23:00、土・日曜・祝日11:00~15:00 不定休
URL http://www.r-frantic.co.jp/honten/

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