3時のおやつに食べたいカステラ 文明堂 日本橋本店

2013年06月【第32号】
  • 都内3店舗のみで販売されている『東京カステーラ』(2切入262円)。少量なので、気軽にいただくことができる。2切入4個セット(1,050円)もある。

  • 左/リニューアルされた店舗。ビジネス街とあって、ご贈答用に『特撰ハニーかすてら吟匠』や烏骨鶏卵を使った限定品『希翔』も人気だとか。
    右/期間限定のカステラは年間で8種類。写真は5月末までの『新茶カステラ』、6月4日からは『メープルカステラ』が登場。いずれも期間は予定。各600円。

  • カフェでいただける『焼立て“三笠”パンケーキ』(680円、14時~21時限定)。ソースは白玉と黒蜜(抹茶アイス添え)、メープルとバター(バニラアイス添え)など3種類。ランチのお食事にはプラス200円で『本日の特撰カステラ』もつけられる。

暮らしの道具や食から、新しい名物まで。ぜひ手にしてほしい、味わってほしい日本橋の逸品をご紹介する「日本橋逸品図鑑」。今月は長年カステラで親しまれ、カフェ、ギャラリーを併設し新装オープンした「文明堂 日本橋本店」。

 明治33年(1900年)に長崎で創業した文明堂は、大正11年(1922年)に東京に進出した。「カステラは一番、電話は二番」のCMと共に、世代を超えて愛され続ける店だ。卵と砂糖、小麦粉、水飴、ザラメ糖などでつくられるカステラは栄養価が高く、昭和42年には南極観測船にも積まれたとか。スペイン伝来という歴史を感じさせる、ノスタルジックで優しい風味のお菓子だ。

 そんなカステラをオフィスや自宅で手軽に食べられるのが、この『東京カステーラ』。2切入で手土産や自分用のおやつにちょうどいい。「都内3店舗のみの限定商品で、OLの方々に人気です」と広報担当の仁平勝之さん。

 今年2月にリニューアルされた店舗には、新たにカフェも誕生した。おすすめは『焼立て“三笠”パンケーキ』。生地はロングセラー商品『三笠山』と同じ材料。隠し味に醤油と清酒が使用されており、なんともいえない奥行きのある味わいだ。コーヒーはUCC珈琲とコラボレーションしたオリジナルブレンドを提供。洋食メニューやアルコール類も充実しているので、ランチや会食にも使い勝手がいい。

 なお店頭には、期間限定のカステラや『三笠山』のほか、その季節ならではの商品も並ぶ。素材や風味にこだわった逸品の数々をぜひ堪能して。

DATA
店名 文明堂 日本橋本店
住所 東京都中央区日本橋室町1-13-7
03-3241-0002
営業時間 9:00~19:00(BUNMEIDO CAFE 11:00~21:00) 日曜・祝日休
URL http://www.bunmeido.co.jp

※上記は取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。