浜町フレンチの先駆け的レストラン ル・ブション

2013年11月【第37号】
  • ランチの『Aコース』(2,800円)。メインは肉と魚をそれぞれ3種類の中から選べる。写真は『マトダイのポアレ、イカとアスパラガスのリゾット添え』。ソースは鶏ガラとレバー、香味野菜でとったスープを煮詰めたもの。

  • 前菜の『ズワイガニとトマト、アボカドのカクテル仕立て』。デザートはカカオ70%のビターチョコを使用したムース。このほか多忙なワーカー向けに、平日限定の『ワンプレートランチ』(パン付1,200円)も。

  • 左/金色に縁取られた窓がなんともロマンティックな入口。優雅なひとときを予感させる。
    右/大学で社会学を学んだ後に料理の世界に入ったというオーナーシェフの保坂さん。「一品ごとにしっかり味わっていただけるよう、量もほどよい加減を心がけています」。

  • 温かみのある光に包まれた店内。テーブルや壁には繊細なガラス細工や花器が飾られている。

浜町緑道近くに佇むフレンチレストラン、ル・ブション。オフホワイトを基調とした心安らぐインテリアの中、正統派のフレンチが良心的なお値段でいただける“ちょっと特別な日”におすすめのコース料理をご紹介。

 2001年にオープンしたル・ブションは、浜町フレンチの顔ともいえる店だ。ランチタイムは、近隣のオフィスワーカーや女性客で賑わう。赤坂や青山、パリやブルゴーニュのレストランでの経験を持つオーナーシェフの保坂慎一さんは、フランス料理の真髄を受け継いだ料理を大切にしている。

 「自分自身もそうなのですが、せっかくフランス料理店に出かけるからには、ほかのジャンルの店では味わえない純粋なフレンチが食べたいと思うんです。ですから食材やソースなどではクラシックを守りつつ、そこに現代的なテイストを加えるようにしています」。

 特におすすめなのが、前菜、メイン、デザートからなるプリフィクスの『Aコース』。王道感のある贅沢な食材を使った本格的なフレンチが、リーズナブルな価格でいただける。前菜の『ズワイガニとトマト、アボカドのカクテル仕立て』は創業時から続く人気の一品。フレンチではベーシックな3つの食材の組み合わせを、ランチで食べやすいよう工夫したという。下からアボカドのムース、ズワイガニをエシャロットやパセリで和えたもの、トマトソースの上にワタリガニのコンソメゼリーが重なり、美しい層をつくる。「予約時のリクエストも多いんです」と保坂さん。

 和の情緒溢れる日本橋浜町でひときわヨーロッパの香りが漂う同店は、地元ファンも多い。「これからもずっと“浜町にはル・ブションがある”といわれる存在でありたいと思っています」。

DATA
店名 ル・ブション
住所 東京都中央区日本橋浜町2-22-3 TSI日本橋浜町第一ビル1階
03-5652-0655
営業時間 11:30~15:00(L.O.13:30)、18:00~23:00(L.O.21:30)
日曜休(日曜を除く祝日は営業)
URL http://lebouchon-cigale.com/

※上記は取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。