老舗の確かな技術が息づくウォレット
昨年11月、甘酒横丁の一角に誕生したウォレテリア山藤は、1899年(明治32年)創業の革小物メーカーが手がける財布専門店。入口では、愛らしい看板犬がお客さまを出迎える。「ウォレテリアの名前はイタリアで専門店を意味する“~リア”からヒントを得てつくった造語です」と五代目の山本浩司さんは話す。

店内で取り扱うアイテムには、男女関係なく使用できる商品が多い。「最近は男性用、女性用だけでなく、ライフスタイルの好みに合わせてお財布を選ぶ方が増えています」。どの製品も歴史ある革小物メーカーならではの技術力とデザイン性の高さが魅力だ。
おすすめは木をモチーフにした『カモフラージュ・ツリー』。プラタナスの樹皮を革にプレスしたシリーズで、カジュアルからビジネスシーンまで幅広く対応するアイテムだ。使うほどに革が馴染み、経年変化とともに深みが増す逸品。
ニュアンスのある色味の『BUFFING』シリーズは、和装にも合いそう。革に4層の顔料を塗り重ね、専用の研磨剤で磨くことで、下に敷かれた色を研ぎ出している。
そのほか、爽やかな色が楽しめる『AQUA』や、つげ櫛を使う『櫛マチ』の技法でつくられた小銭入れなどもある。豊富な品揃えの中から、お気に入りの一品を見つけたい。
ギャラリー






店舗情報
店名 | ウォレテリア山藤 |
住所 | 東京都中央区日本橋人形町2-11-6 |
TEL | 03-6661-1481 |
Webサイト | https://shop-yamatou.com/ |
※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。
日本橋ごよみ2017年02月【第76号】