包み方から教えてくれる風呂敷専門店
色とりどりの風呂敷が揃う「東京唐草屋(現:東京・江戸の匠 東京唐草屋)」は、創業110年の京都の製造卸問屋、宮井株式会社が運営するショップ。豊富な品揃えが魅力だ。お弁当にぴったりの小さなものから、タペストリーサイズの大ぶりなものまで、大きさもさまざま。素材も絹、木綿、化学合成繊維が揃い、お気に入りの一枚を選ぶことができる。
風呂敷初心者におすすめなのは、木綿やポリエステル、アセテート素材のもの。「自宅でお洗濯できるので、普段使いに便利です。絹やレーヨンは水に弱い生地ですからドライクリーニングで」と、日本風呂敷協会ラッピングコーディネーターの大工原智子さん。季節やその日のファッションに合わせて、気軽に使い分けられるのも風呂敷の楽しさだ。

とかく難しいと思われがちな包み方だが、試してみると意外に簡単。基本の結び方を覚えれば、それらの組み合わせによって、いろいろなものが包めるようになる。店頭では用途に合わせた包み方も教えてもらえる。「まずものありき、そこから包み方を考えていくのが風呂敷の発想です。美しい柄がたくさん揃っていますので、ぜひ一度足を運んでみてください」。
この秋はシックな色味の風呂敷で、大切な人への贈り物を包んでみてはいかが。
ギャラリー

下/華やかな花びら包み。四辺どこでも正面にして渡すことができる。帽子用の箱など円筒形のものを包むことも可能だ。『四君子(68cmサイズ)』10,500円。

下/人気のバッグ包みは、お洒落で実用的。風呂敷の大きさを変えれば、エコバッグから斜めがけバッグまでつくることができる。『kaaroシリーズ“kotka”(ターコイズ×黒/ 90cmサイズ)』3,150円。手持ち部分は風呂敷ハンドル『someco』1,890円~。


店舗情報
店名 | 東京・江戸の匠 東京唐草屋 |
住所 | 東京都中央区日本橋人形町3-4-6 宮井江戸ビル1階 |
TEL | 03-3661-3938 |
Webサイト | https://www.karakusaya.co.jp/ |
※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。
日本橋ごよみ2012年11月【第25号】