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日本橋 日月堂

品質と製法にこだわり抜いた和菓子

三越前駅から徒歩5分ほどの場所に店をかまえる日本橋 日月堂は、創業140年の老舗和菓子店。工場長の安西雅希さんが独自の発想で生み出す和菓子を求めて、地元の人はもちろん、国内外からの観光客も多く訪れる。

安西さんのおすすめは、今年からラインアップした『黒糖焼どら』。「創業当初から一貫してこだわっているのが原材料です。どら焼きの皮は、粗めにした沖縄の黒糖をふんだんに使用しているので、噛むと黒蜜が出てくるような食感を楽しむことができます」(安西さん)。餡は北海道小豆を使用し、小豆を割らないように丁寧にふっくらと炊き上げている。自家製のさらりとした口どけのよさが特長だ。

もう一つのおすすめは、甘酸っぱい風味がたまらない『あんず生大福』。生クリームとあんず餡の絶妙なバランスが楽しめる一品で、その製法はスピード命だという。先に生クリームを冷凍させる製法では生クリームがうまく餡に入り込まず、風味が損なわれてしまうため、餡と生クリームを同じ固さに調整してから、手早く大福の中に詰めている。「少量でも高品質のものをお客さまに提供したい」。この熱い想いこそが、日本橋 日月堂の人気の秘訣だろう。

店舗情報

店名日本橋 日月堂
住所東京都中央区日本橋小舟町12-14 日月堂ビル
TEL03-3661-5470
Webサイトhttps://www.nitigetudou.com/

※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。

日本橋ごよみ2017年09月【第83号】