本格的な中国茶を手軽に自宅やオフィスで
日常のおやつから特別な日の贈り物まで、ぜひ手にしてほしい、味わってほしい手みやげをご紹介する「日本橋 手みやげ」。今月は、中国と台湾のお茶を扱う小梅茶荘の人気商品をご紹介。
日本橋人形町の甘酒横丁近くにある小梅茶荘は2009年3月にオープンした中国茶専門店。店主の石井小梅さんは中国黒竜江省ハルピンの出身で、お茶のソムリエにあたる国家資格の評茶員と、お茶を淹れる資格の茶芸師を取得しているエキスパートだ。人形町の風情が気に入り、この街に店を構えたという。

取り扱うお茶は、中国のものが8割、台湾のものが2割。柱となっているお茶は3種類で、一つめは世界遺産に登録されている武夷山(ぶいさん)の岩茶(がんちゃ)。岩山の中にある砂岩質の土地で栽培されているという。二つめは、中国雲南省のプーアール茶。通常は400gの茶葉を円盤状に固めたものが主流だが、いろいろな味を手軽に試してもらえるよう、店では小分けにして販売している。三つめは、台湾の凍頂烏龍茶。いずれも茶農家から直接仕入れており、石井さんは現地に出向いて焙煎まで関わっている。
オフィスでも手軽にいただけるティーバッグや、カフェインやタンニンが抽出されない水出し茶などもあり、地元の家族連れや近隣に勤める女性にファンが多い。最近では遠方から買い求めにくるお客さまも増えているそう。お気に入りのお茶を淹れる時間は、心を豊かにしてくれる。秋のひととき、ゆったりとした気分で美味しいお茶を楽しみたい。
ギャラリー




店舗情報
店名 | 小梅茶荘 |
住所 | 東京都中央区日本橋人形町2-32-13 |
TEL | 03-6206-2217 |
※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。
日本橋ごよみ2015年10月【第60号】