福井県 福井の“うまいもの” がじっくり味わえる店
日本橋近く、川を望みながら福井の料理がいただける御清水庵 清恵。オーナーの中本好美さんは14年前に会社勤めを辞め、出身地である福井の食文化を伝えるべく、ここ日本橋の地で店を立ち上げたという。店内は昼夜を問わず、近隣で働くオフィスワーカーで賑わう。

ぜひとも食したいのが『越前おろしとろろそば』だ。そばはすべて福井の提携農家から直接仕入れ、そば粉100に対して、つなぎ20という割合の“外二“で打っているという。「おろしそばは福井のソウルフード。大根おろしを絞った汁にかえしを入れて、つゆをつくっています」。ぴりっとした大根の辛みが、そばの風味を引き立てる。好みで、鰹節とネギを添えていただく。
そのほか、若狭の小鯛を使った『小鯛のささ漬け』はさっぱりとした酢の加減が日本酒によく合う逸品。福井県の小浜市に専門店が数店舗あるという『鯖の一本焼』は、ほかではなかなか味わえない料理だ。
7月末(予定)には室町三丁目交差点の近くに、もう一つの福井のソウルフードであるソースカツ丼の店「ふくい軒」もオープンする。「おろしそばとソースカツ丼はふるさとの味。ぜひたくさんの方に味わっていただきたい」と中本さんは力を込める。
ギャラリー





店舗情報
店名 | 御清水庵 清恵 |
住所 | 東京都中央区日本橋室町1-8-2 日本橋末広ビル1・2階 |
TEL | 050-5485-4717 |
※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。
日本橋ごよみ2016年08月【第70号】