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翠蓮

伝統をいまに受け継ぐ本格的中華料理

水天宮のほぼ向かいに位置する翠蓮は、昭和63年(1988年)に開店した中華料理店。四川料理をベースに季節の食材を用いたメニューを提供する。オーナーの佐藤義雄さんは、さまざまな文献に基づき、伝統に則った調理方法を探求している。

「料理名に使われている四文字熟語の中に、味付けや切り方など調理方法の秘密が隠されています。その違いをきちんと解釈した料理を提供したい。例えば普通の火力で炒めるときは『炒』、強火は『爆(パオ)』となります」と佐藤さん。

いちばん人気の『フカヒレの姿煮』は、気仙沼産の一定サイズ以上の尾びれのみを使用。「むなびれや背びれは薄かったり、小さかったりしてフカヒレの本来の美味しさが楽しめない。だから、当店では尾びれだけを使います」と話す。

ほかにも、プリプリな食感がおいしい『水餃子』や、白身魚を唐辛子、ニンニク、山椒でサッと煮た『水煮魚片』(スイジュウユイペン)など豊富なメニューが揃う。

店舗情報

店名翠蓮(すいれん)
住所東京都中央区日本橋蛎殻町1-38-9 宮前ビル地下1階
TEL03-3664-0036

日本橋ごよみ2019年01月【第99号】