食べる

華月

炭火焙煎珈琲と手づくりケーキでくつろぐ

小伝馬町駅近くにある華月は1998年にオープンした炭火焙煎珈琲の店。古民家から移築した古材を用いた落ち着いた雰囲気の店内で、一杯ずつドリップされる珈琲やオリジナルの手づくりスイーツがいただける。

もともとオーナーである酒井さんの祖父母が1933年(昭和8年)にこの地で和菓子店を開業し、その後、ご両親がパン屋に転業。ご両親とともに現在のコーヒー店を継いで開業18年目になるという。

 カウンターの向こうには色とりどりの珈琲カップが並び、見ているだけでも楽しい。いつもお気に入りのカップを決めている常連客もいれば、その日の気分で変える人もいる。店の看板『ブレンドコーヒー』は炭火焙煎のブラジルサントス豆をベースに数種類の豆をブレンドし、まろやかな味わいが特長。豊かなひとときを堪能できる。手づくりスイーツはテイクアウトも可能。また、ランチを食べ損ねたお客さまにと5年ほど前から『ホットドッグ』もメニューに加えた。

近くのオフィスワーカーが足繁く通うほか、出張で訪れた際に立ち寄るリピーターも多いという。「地元の方々や近隣企業に支えられている店なんです」(酒井さん)。シックな空間と静かに流れるクラシック音楽とともに、香り豊かな珈琲をぜひとも味わいたい。

店舗情報

店名華月
住所東京都中央区日本橋小伝馬町2-8
TEL03-3666-5043
Webサイトhttps://www.cafekagetsu.com/

日本橋ごよみ2016年06月【第68号】