【新春特別版】 箔座日本橋、他

2013年01月【第27号】
  • 1/榮太樓總本鋪とコラボレーションした『金箔蜜飴』(1,155円/箱入1,365円)は、箔座日本橋のオリジナル商品。瓶の中で揺れる金箔がスノードームのような美しさ。
    2/食用金箔(瓶入り)と、より手軽に振りかけられる細かな食用金箔(ふり筒入り)がセットになった『金のごちそうセットS・お正月特別パッケージ』(2,800円)。この時期のみの紅白の包装は贈り物にも喜ばれそう。
    4/店内のお茶席では『抹茶とお菓子一品』(写真1,050円)、『加賀棒茶とお菓子一品』(945円)がいただける。大胆に金箔をあしらったトレイも箔座の逸品。
    3/店内にある『黄金の天空』(写真上)は“金箔を体感できる空間”としてつくられた円錐型のドーム。内外で1万6千枚もの金箔を使用した神秘的な世界だ。ぜひ一度、お店でご体感を。

  • 1/直径約30cm の鏡餅には、赤飯の原材料でもある新潟産の“極上大黒もち米”を使用。裏白や串柿など縁起のいいお飾りの中央を、本物の伊勢海老が鮮やかに彩る。『一尺鏡餅』(63,000円~)※12/25より受付開始。限定10脚。
    2/鏡餅と同じもち米をつかった『寶餅』(切り餅8個入/1,000円)。箱には縁起のいい七福神が描かれている。
    3/鏡餅担当の鷺谷眞觀さん(水天宮つくし 五代目)。
    4/飾りつけ担当の鹿島彰さん(町火消“ろ組”小頭)。

  • 毎年販売される干支桐箱入りの『黒文字楊枝』(20本入り 997円)。楊枝は、熟練の職人でも一日2,000本しかつくれないという。

  • 封筒もセットになった『蛇腹便箋 レターセット』(左上:525円)は5柄あり、写真は『東京日本橋』。平和の守り神である獅子と麒麟は、明るい未来を象徴しているという。ひと言メモにぴったりサイズの『ちいさい蛇腹便箋』(右下:525円)もある。ミシン目入りで、一筆箋から長文の手紙まで、いろいろな用途に使える。

ハレの日の食卓を彩る金箔の世界
箔座日本橋

 伝統工芸の街・金沢で金箔製品を手がけ、5つの店舗を展開する箔座。その直営店である「箔座日本橋」では、優雅な金箔の世界を存分に堪能することができる。
 金箔は1万分の1.2mm、向こう側が透けるほど薄い。わずかな風でも飛んでしまう軽さでとてもデリケートなため、扱いが難しいという。箔座では熟練の職人たちによって、古くからの技術を守り続けている。店内には、そんな貴重な金箔を使った漆器や陶磁器、バッグやアクセサリー、お菓子や化粧品など幅広い商品が並ぶ。

 日本橋の店舗ならではのオリジナルも多い。この時期、贈り物におすすめなのは、榮太樓總本鋪とコラボレーションした『金箔蜜飴』だ。上質な蜜飴に金箔が舞い、気分を盛り上げてくれる一品。シロップとしてパンやヨーグルト、フルーツに合わせて楽しみたい。「チーズにかけても美味しいんです」と店長の北嶋章子さん。
 そのほか、お正月の食卓に最適なのが『金のごちそうセットS』。おせち料理や飲み物、デザートなどを手軽に金箔で彩ることができる。金箔をひと振りすれば、いつものお料理が料亭の仕上がりにグレードアップすること間違いなし。家族が集い、来客の多い年末年始こそ、きらびやかな演出で食卓を飾りたい。


神様にささげる江戸っ子の心意気 江戸甘味處 水天宮つくし
 水天宮の向かいにある「水天宮つくし」は、明治10年(1877年)から伝統の味を受け継ぐ江戸菓子匠。創業以来、水天宮の参拝客をはじめ、幅広い層に親しまれている。
 毎年暮れが近づくと、常連客や近隣の人々から鏡餅の依頼が寄せられるという。なんでも「水天宮つくし」の鏡餅は、一定の気温に保たれた場所なら、三が日明けでもヒビもなく綺麗なまま保たれているのだとか。その鏡餅を、今年は町火消“ろ組”の鹿島彰さんが飾りつけ『一尺鏡餅』として販売する。「最近はお手軽な鏡餅が増えていますが、本来は新年に神様にお供えしてからいただく尊い餅。なんでも“本物”が揃う日本橋ならではの心意気を形にしたいと思った」と五代目・鷺谷眞觀さんは話す。
 “福徳重なる” という意味もある鏡餅。心をこめた飾りつけで神様にささげれば、晴れやかな新年を迎えられそうだ。

口当たりの良い、職人手づくりの楊枝 さるや
 宝永元年(1704年)創業、日本唯一の楊枝専門店「さるや」。職人が一本ずつ丁寧につくる楊枝は、しなやかで折れにくく、口に含むとふわりと木の薫りが漂うのが特徴だ。楊枝入れにも趣向が凝らされていて、この時期はお年賀にも人気だという干支桐箱入りがおすすめ。300年以上の歴史の中で伝えられてきた技が生み出す“本物”を、大切な人に贈ってみては。

気の向くままに文字を綴れる便箋 榛原(はいばら)
 2013年の干支である“へび”を商品名に冠した『蛇腹(じゃばら)便箋』は、和紙専門店「榛原」のアイデア商品。折り目にミシン目が入った蛇腹状の便箋で、好きな長さで切って使える“巻紙”の特徴を取り入れつつ、より使いやすく洋紙でアレンジされている。絵柄は5種類あり、どれも縁起のいい意味があるという。願いがこめられた便箋に自分の言葉を綴り、大切な人に思いを届けよう。

DATA
店舗情報 箔座日本橋
東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 1階
☎ 03-3273-8941
営業時間…10:00~20:00(お茶席11:30~18:00) 1/1休、その他不定休
www.hakuza.co.jp

神様にささげる江戸っ子の心意気 江戸甘味處 水天宮つくし
東京都中央区日本橋人形町2-1-12 水天宮つくしビル1階
☎ 03-3664-7357
営業時間…8:00~20:00 日曜休(12/30、戌の日、大安、毎月5日は営業)

さるや
東京都中央区日本橋室町1-12-5
☎ 03-5542-1905
営業時間…10:00~18:00 日曜・祝日(年末年始12/30~1/3休)
www.nihonbashi-saruya.co.jp

榛原(はいばら)
東京都中央区日本橋2-8-11 2階
☎ 03-3272-3801
営業時間…平日10:00~18:30、土曜10:00~17:00
日曜・祝日休(年末年始12/30~1/3休)
www.haibara.co.jp

※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。