包み方から教えてくれる風呂敷専門店 東京唐草屋

2012年11月【第25号】
  • 上/長いものを包むときや、中のものを出し入れするときに便利なふたつ結び。『麻型/鮫小紋(紫×淡紫/68cmサイズ)』2,625円。
    下/華やかな花びら包み。四辺どこでも正面にして渡すことができる。帽子用の箱など円筒形のものを包むことも可能だ。『四君子(68cmサイズ)』10,500円。

  • 上/紅白の風呂敷を選べば、お祝いの場にも相応しいワイン包み。『アラベスク(ルージュ/ 68cmサイズ)』2,415円。「唐草屋」のオリジナル商品。
    下/人気のバッグ包みは、お洒落で実用的。風呂敷の大きさを変えれば、エコバッグから斜めがけバッグまでつくることができる。『kaaroシリーズ“kotka”(ターコイズ×黒/ 90cmサイズ)』3,150円。手持ち部分は風呂敷ハンドル『someco』1,890円~。

  • 上/店名が「唐草屋」なだけあって、モダンな唐草模様の風呂敷は、サイズ・布地ともに種類が豊富。50cmサイズ、630円~。
    下/個性豊かな風呂敷が並ぶ店内。月に1~2回、同ビル内で日本風呂敷協会による“包み方教室”も開催している。

色とりどりの風呂敷が揃う「東京唐草屋」は、創業110年の京都の製造卸問屋、宮井株式会社が運営するショップ。豊富な品揃えが魅力だ。お弁当にぴったりの小さなものから、タペストリーサイズの大ぶりなものまで、大きさもさまざま。素材も絹、木綿、化学合成繊維が揃い、お気に入りの一枚を選ぶことができる。

 風呂敷初心者におすすめなのは、木綿やポリエステル、アセテート素材のもの。「自宅でお洗濯できるので、普段使いに便利です。絹やレーヨンは水に弱い生地ですからドライクリーニングで」と、日本風呂敷協会ラッピングコーディネーターの大工原智子さん。季節やその日のファッションに合わせて、気軽に使い分けられるのも風呂敷の楽しさだ。

 とかく難しいと思われがちな包み方だが、試してみると意外に簡単。基本の結び方を覚えれば、それらの組み合わせによって、いろいろなものが包めるようになる。店頭では用途に合わせた包み方も教えてもらえる。「まずものありき、そこから包み方を考えていくのが風呂敷の発想です。美しい柄がたくさん揃っていますので、ぜひ一度足を運んでみてください」。

 この秋はシックな色味の風呂敷で、大切な人への贈り物を包んでみてはいかが。

※日本風呂敷協会による“包み方教室”は、11月8日(木)、26日(月)、12月7日(金)に開催予定
(各日14:00~15:30、費用1,000円、前日までに要予約)。
(問)風呂敷ギャラリー ☎ 03-3661-1120

DATA
店名 東京唐草屋 (現店名/風呂敷専門店唐草屋・江戸の匠)
住所 東京都中央区日本橋人形町3-4-6 宮井江戸ビル1階
03-3661-3938
営業時間 11:00~18:00 日曜・祝日・年末年始・夏季休
URL http://www.karakusaya.co.jp/tokyo.html

※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。