日本橋には大きくわけて5つのエリアごとに特色があります。

日本橋・室町エリア
歴史性と先進性をあわせもつ街
日本橋を中心とした商業と文化の街で、大手企業の本社が数多くひしめく。また、歴史的建築と近代建築が共存し、老舗の路地の向こうに高層ビルといったユニークな景観が楽しめます。特に室町側(北詰)の中央通りを挟む両サイドの建築物は、高さ100尺(31m)のスカイラインが保たれ、美しい景観をつくっています。
名橋「日本橋」
日本橋が初めて誕生したのは慶長8年(1603年)。当時は木造の太鼓橋で、現在の石造二重アーチは明治44年(1911年)に架けられたものです。架橋100周年の折には、橋のたもとに日本橋船着場が建設され、都心で気軽に楽しめる舟運スポットとして注目を集めています。また近年では、かつて魚市場が栄えた川沿いや橋の景観を見直す動きが活発になり、さらなる発展が期待されています。
東京駅・八重場町エリア
日本のウォール街発祥の地
明治時代に金融の中枢を担うようになり、日本初の国立銀行が兜町に完成し、のちに東京証券取引所が誕生するなど、日本のウォール街と呼ばれるまでに成長町まで続くさくら通りは、春になると見事な桜並木をつくり人々の目を楽しませます。また、路地裏には美術商や骨董商が点在し、美術関係者の交流の場としても知られています。
横山町・馬喰町・東日本橋エリア
繊維問屋街から新鋭のクリエーターまで
繊維や服飾関係の問屋街が集まっており、商人の町が色濃く残ります。近年はリノベーションによる古い建物の再利用により、個性あるギャラリーやショップが集うクリエーターの街という顔も。隅田川沿いはジョギングやサイクリングに最適。東日本橋エリアは、路上からでも東京スカイツリー®を望むことができます。
兜町・茅場町エリア
日本のウォール街発祥の地
明治時代に金融の中枢を担うようになり、日本初の国立銀行が兜町に完成し、のちに東京証券取引所が誕生するなど、日本のウォール街と呼ばれるまでに成長しました。また、日本初の郵便局が建った場所でもあり、現在も元旦にはここで年賀郵便元旦配達出発式が行われ、新年最初の郵便物を手渡しで届けています。
人形町・浜町エリア
下町情緒が息づく町人文化の街
かつて人形浄瑠璃や芝居を中心とした町人文化が花開いた街で、職人たちが数多く住んでいました。現在も路地を歩くと、三味線や笛などの音色が聞こえてくることも。食べ歩きが楽しい甘酒横丁や、自然あふれる浜町緑道に浜町公園など、憩いのスポットが充実。日本橋七福神の神社が多く集まるエリアでもあります。