旅先のような雰囲気が味わえるビストロ ビストロ プティ・リヨン

2015年01月【第51号】
  • 『白身魚のパートフィロ包み』1,750円。白身魚はその日の仕入れ状況により異なり、この日は平目。パリッとした食感のパートフィロ、コクのあるソースとともにいただく。

  • 冬が旬の根菜がたっぷりと盛られた『無農薬野菜のバーニャカウダ 温野菜仕立て アンチョビガーリックソース』940円。熱いソースは温野菜にかけてサーブされる。手前は真空状態で取り寄せた豚肉を香ばしく焼いた『豚バラの炭焼き風グリル』1,300円。

  • 20席ほどの店内。テーブルは通常のビストロより少し大きめサイズだ。たくさん料理を注文しても、グラスやボトルが安心して置けるようにという心遣いから。壁の小物は清水さんがフランスで買い求めたもの。

  • ポップな手描きの絵が目印の入口。フロアスタッフの山口陽子さんが笑顔で迎えてくれる。

 都営地下鉄の馬喰横山駅を出てすぐにあるビストロ プティ・リヨン。旬の食材を活かしたリヨン仕込みのフレンチがいただける店だ。人気の定番メニューと、冬ならではの魚料理をご紹介。

 2013年7月、川越から東日本橋に移転してきたビストロ プティ・リヨン。オーナーシェフの清水隆行さんがこの地を選んだのは、街の空気に惹かれたからだという。「昔ながらの風情を残しながらも、若いクリエイターが集まるなど、新しい息吹を感じます。店の原点である宿場町の川越にも、どこか似ている気がしました」。

 フランス・リヨンで3年半修行した清水さんが意識しているのは、シンプルでボリュームがある料理。食材も吟味し、野菜は千葉県我孫子市の無農薬野菜を、魚は九州産を使っている。「寒流と暖流が交差する九州の海流はドーバー海峡に似ています。魚の身が締まっているのが特長です」。素材の良さを活かすため、手をかけすぎない調理法を心がけているという。南仏ではオリーブオイルとハーブを使うので、通常のフレンチよりもさっぱりした料理が多い。目指すのは、「一見すると真似できそうだけれど、真似ができない味」だ。

 人気の定番メニューは『無農薬野菜のバーニャカウダ 温野菜仕立て アンチョビガーリックソース』。旬の無農薬野菜を8~10種類ほど使い、皮の部分もできるだけ残している、野菜本来の味が存分に楽しめる一皿だ。冬におすすめなのは、『白身魚のパートフィロ包み』。薄い小麦粉の生地で包んだ白身魚に、魚介の出汁にクリームを加えたノイリーソースが添えられている。サクサク感としっとり感、二つの食感が味わえる。

 ドリンクはグラスワインやビールが充実。料理はハーフサイズもオーダーできるので、一人でも仲間とでも楽しめる店だ。

DATA
店舗情報 ※残念ながら閉店されました

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