足をのばしておでかけランチ

木々が生い茂り、気持ちのいい青空が広がる季節。今号では、清々しい気分でおでかけしたいスポットとともに、人気のお弁当やパン、ランチのお店をご紹介。ぜひお昼時に、行楽に、少し足をのばして心も満たせる場所を見つけてみませんか。

2016年05月 【第67号】

いまの時季、気持ちがいいおすすめスポット

過ごしやすい季節は公園へ!

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そろそろ草木も青々としてきた頃。公園に出かけてみると、季節の草花が咲き新たな発見も。広々として、地域で親しまれる浜町公園は運動場・スポーツセンターや隅田川が近く、デイキャンプ場の設備も(鉄板、鉄網、バケツ完備)。また、堀留児童公園、十思公園などさまざまな憩いのスポットがある。日本橋駅からすぐのコレド日本橋アネックス広場にはテーブルもあるので、複数人でも便利。天気がいい日にはぜひ立ち寄ってみて。

シェアサイクルに乗って爽快に 中央区には、電動アシスト付きのコミュニティサイクルサービスがある(会員登録制)。日本橋エリアでは、堀留児童公園、浜町川緑道など10ヶ所のポートで利用でき、返却はどのポートでも可能。短時間(30分/150円)の利用から、1日パス(1,500円)などのプランを選べ、用途に応じて使える。

中央区コミュニティサイクル運営事務局
☎ 0120-04-3196
docomo-cycle.jp/chuo

写真上/浜町公園に延びる緑道
中/堀留児童公園にはイチョウ並木や花壇があり、季節ごとにさまざまな草花が彩り豊かに育つ。便利な木のテーブルとイスがあり、木陰のベンチは涼やかで気持ちよさそう。
下左/区立公園では中央区最大級の浜町公園。芝生エリアもあるので、シートを持参してのびのびとくつろぎたい。ベンチもあちこちにあるので、お気に入りの場所を探して。
下右/中央区民・在勤者が使えるデイキャンプ場。公園の奥、川沿いにありテーブルが6つ、かまどが3つ揃う。マナーを守りながら楽しもう。(事前予約制)

できたてランチを店内で

趣きのある席で上品な和食を

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50年前に創業し、先代から季節の魚料理を提供する千とせ。ランチは魚を中心としたメニューだが、夜にはお客さまの要望に応じて和牛ステーキも提供する。長年の付き合いの業者から上質の素材を取り寄せて使用。『銀ダラもろ味噌漬け焼き』をはじめ、焼き魚が根強い人気を誇る。時間のないランチこそ、丁寧な手仕事が光る料理をいただきたい。

千とせ東京都中央区日本橋室町1-12-5
☎ 03-3241-5811
11:00~13:00、17:00~22:00(夜は要予約)

写真上/今年の4月に新登場したばかりの醤油ベースの『唐揚げ定食』(税込900円)。カラッと揚がり、ジューシーな鶏肉の旨味が広がる。ちょっと贅沢に、マグロの刺身『半刺』(税込300円)を追加しても。 中/脂がのり、味噌のコクと照りが食欲をそそる『銀ダラもろ味噌漬け焼き』(味噌汁、副菜、お新香付/税込1,200円)。身のしまった銀ダラを使用するので、美味しく身崩れせずに仕上がるのだそう。 下/落ち着いた雰囲気の2階席は畳のテーブル席が2室。1階は小上がりと檜のカウンターがあり、一人でもグループでも来やすく、シチュエーションを選ばないのがうれしい。

気取らない豪華な洋食

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ジジ&ババはポテト料理を中心としたお店として昭和52年(1977年)に創業。24年ほど前から初代ご主人の奥さまの山梨にある実家のワインと、それに合った料理を提供。自慢のポテト料理や、趣向をこらした洋食が味わえる。ボリュームあるランチは付け合わせまでも美味しく、コクの深いソースはご飯と一緒に食べたくなるほど。コーヒー豆にもこだわったランチを、最後の一口まであますことなく味わって。

ジジ&ババ
東京都中央区日本橋2-2-15 日本橋テイトビル2階
☎ 03-3274-1797
平日11:00~14:30、
17:00~24:00(土曜~23:00)
日曜休 
www.jiji-baba.jp

写真上/『羊蹄(ようてい)だんしゃくイモのマッシュポテトが主役のチーズグラタン』(税込1,080円)。甘味のあるホクホクしたジャガイモとチーズをふんだんに使い、コーン、ゆで卵、ベーコンや野菜など食べごたえがある。
中/国産牛100%のやわらかい『ハンバーグのチーズ焼きデミグラソース風味』は、サラダ、ライス、ドリンク付(税込1,080円)。たっぷりのソースに、ポテト、マッシュルーム、玉ねぎがゴロゴロと。
下/店内は50席。奥の棚にはさまざまなカップも飾られ、提供時に使用するカップはなんと100種類を超えるという。

新緑の公園でほのぼのランチ

甘く濃ゆい伝統の江戸の味

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江戸の味を守り続ける日本橋弁松総本店。前身の食事処から、嘉永3年(1850年)に折詰弁当専門店となった。以来、熟練した職人の技術と味覚によって伝統の味が現在も受け継がれている。定番の野菜の甘煮は、具材別に煮あげるため素材の味や食感が引き立つ。経きょう木ぎ に詰められた白飯はおひつで保存されたようにやわらかく、ほのかに木の香りが。奥深い味わいをゆっくりと噛みしめて堪能したい。

日本橋弁松総本店
東京都中央区日本橋室町1-10-7
☎ 03-3279-2361
8:30~15:00(土・日曜・祝日~12:30)
*本店のお弁当の販売は一部を除き予約販売(電話注文)のみ。日本橋三越本店、日本橋髙島屋などでも販売。予約についてはWEBで確認を。
  www.benmatsu.com

写真上/平日限定の『ランチ弁当』(税込650円)。野菜の甘煮と玉子焼以外のおかずが週ごとに変わる。写真はめかじきそぎ身とネギの炒め物、きのこ焼き浸し、ピリ辛こんにゃく、串団子、赤かぶ漬け。
下/『箱弁折詰』(料理単品/税込1,631円)は定番の野菜の甘煮や玉子焼、驚くほど柔らかいたこのあんかけ「たこの桜煮」を中心に11品を堪能できる。白飯や赤飯を別途付けることも可(有料)。※要予約

毎日通いたくなる、やさしい味わいのパン

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大正10年(1921年)創業のサンドウィッチパーラーまつむら。100種類以上のパンが並び、菓子パンのクリームやサンドウィッチのドレッシング、パンの惣菜も自家製。材料はシンプルに、常に美味しいものを提供したいとこだわり続ける。『ちくわパン』や、サクサクの生地にスポンジケーキが包まれた『クロワッサンケーキ』など名物パンも多い。どこか懐かしくやさしい味わいに、思わず顔がほころびそう。

サンドウィッチパーラー まつむら 人形町本店
東京都中央区日本橋人形町1-14-4
☎ 03-3666-3424
平日7:00~18:00(土曜~15:00)
日曜・祝日休 
sandwich-parlor-matsumura.com

写真上/『コロッケロール』(税込175円)は、昔ながらの素朴なコロッケとふんわりしたロールパンとの相性がよく、キャベツの食感がアクセントになっている。惣菜ロールパンは20種類ほど。
下/創業当時からのロングセラーである『クリームパン』(税込120円)は甘さ控えめ、固めのクリームが特長。割れ目のある端の生地は少々ハードで、中のやわらかめの生地と異なる食感を楽しめる。

旨味が凝縮した、ツヤツヤのおにぎり

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えび寿屋は2003年に浜町で工房と本店をオープン。看板商品の鶏めしは大分県を代表する伝統的な郷土料理で、故郷の味を広めたいという想いからオーナーが現地でレシピを学んだそう。もっちりとしたコシヒカリに、煮あげた鶏肉とごぼうをたっぷり混ぜ込み、大きめのにぎり飯をほぼ手作業で1日3,000個以上もつくるという。店頭販売は数量限定のため、予約か早めの購入がおすすめ。

えび寿屋 日本橋浜町本店
東京都中央区日本橋浜町3-22-1
日本橋浜町Fタワープラザ 1階
☎ 0120-966-447(予約専用ダイヤル)
平日8:00~18:00 土・日曜・祝日10:00~17:00
www.torimeshi.jp

写真上/鶏めしと、ひじきを混ぜ込んだおにぎりがセットの『おにぎり3個』(580円)。鶏とごぼうの旨味が染みた鶏めしは、老若男女問わず人気。
下/『日本橋弁当』(1,050円)は鶏めしと菜葉(高菜)のめしをはじめ、少量ずつ多彩なおかずが9種類楽しめる。味付けはやさしくヘルシーなので、女性にぴったり。