年の瀬から新年へ。一年を振り返りつつ、新しい気持ちで年明けを迎えたいもの。今号では年始めの開運祈願に参拝したい寺社をはじめ、甘味処、授与品にまつわる雑貨などをご紹介します。ご利益にあやかり気運を高めつつ、街めぐりをしてみませんか。
2016年01月 【第63号】1 門や鳥居をくぐる際に一礼 神社の場合は神様の通り道である中心を避け、左右に寄って歩く
2 手水舎でけがれを清める (左手、右手の順に洗う、左手で水を受けて口をすすぐ、左手を洗う)
3 参拝する (神社の場合は鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼。寺院の場合は一礼し、鰐口(わにくち)があれば鳴らし、一礼)
*寺社によって作法が異なる場合があります
榛原の『朱印帳 榛原千代紙表紙』(税込1,836円)。千代紙のさまざまな柄がかわいらしい。日本橋案内所(コレド室町1 地下1階)でも販売。
鳥居に春の若芽が萌え出たということから「芽吹稲荷」と称される。『芽吹き守』は会社の成長繁栄や新たなる能力の芽生え、成長の祈願に。
右上/鎮座550年を記念してつくられた彫木守。
右下/自身や家族に強運厄除のご神徳がつく『強運厄除みみずく御守』。
●渡航安全 ●病気平癒 ●学芸成就 ●財運向上 ●強運厄除
2016年に鎮座550年を迎える。本殿にある強運厄除の昇り龍、降り龍などの、名工による彫刻も見どころ。金銭を清めて財布に収めることで財運が上がるという「銭洗い弁天の井」でも知られる。七福神の一つ、福禄寿も祀る。
『まさる守』(大)は白と赤の2種。「魔が去る」「勝る」という魔除け・勝負事のご利益があるといわれるお守り。
●交通安全 ●商売繁盛
鎮座は約400年以上前。毎年10月に開催される伝統行事「べったら市」は、江戸時代に寶田恵比寿神社の崇敬者によって始まったという。七福神の一つ、恵比寿神を祀ることから商人からの信仰が篤い。
※1/1 ~9以外のご朱印は江戸屋にて授与
稲荷神と、恵比寿神、大国神のご神徳がある御守には、福徳繁栄、商売繁盛のご利益があるといわれる。
災難などをお大師さまが身代わりになってくれる御守。
●厄除け
厄除けで知られる川崎大師の東京別院。「江戸三大不動」の一つに数えられ、本尊の不動明王は無病息災、商売繁盛、家内安全などで信仰を集める。煩悩を焼き浄める「お護摩」は厄除けなどのご利益があるという。
一つひとつ意匠が違う、『交通安全身体健全御守』。
●交通安全 ●厄除け ●家内安全 ●商売繁盛
日本三大稲荷の一つといわれる茨城県の笠間稲荷神社の東京別社。境内には神の使いである狐の像が多数並ぶ。江戸時代には笠間藩主牧野家の広大な屋敷の守護神で、庶民や商人に親しまれた。七福神の一つ、寿老神も祀る。
宝物の扇に鳥が描かれていたことから、扇と鳳凰がお守りの意匠となっている。
『えんむすび御守り』には、祀られている大国神、伊邪那岐神(いざなぎ)、伊邪那美神(いざなみ)の3柱からのご利益があるという。
●良縁成就 ●商売繁盛 ●開運・招福
酉の市でも知られる松島神社。七福神の一つ、大国神、稲荷大神、北野大神など14柱の神様を祀る。江戸時代、全国から職人が集められた町の氏神であったため、それぞれの故郷の神々が合祀されたという。
恵比寿神・大国神・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老神・布袋尊からなり、それぞれの神様を参拝してご利益にあやかる。日本橋の七福神は小1時間でまわれる範囲にあるため、新春祈願と下町風情を感じながらの散歩も楽しめる。
2016年1月4日(月)10:30~14:00
受付...日本橋三越本店 本館1階室町口
コース...日本橋三越本店~小網神社~茶ノ木神社~松島神社~末廣神社~笠間稲荷神社~宝生辨財天 水天宮(仮宮)~椙森神社~寶田恵比寿神社~日本橋三越本店
※コースの順番に決まりはありません 参加無料、雨天中止
『お抹茶と季節の生菓子』(税込1,296円)。吟味した素材を使った生菓子「ことぶき梅」は1/2~15まで。
一艇貸切60分(43,000円)~、乗合60分(1名3,200円)~、税込、定員12名、持込自由。2016/1/7~2/29の貸切は期間限定割引あり。
コタツでぽかぽか、舟遊び
日本橋船着場から発着する舟遊びみづはでは、3月上旬までの晴天時にコタツ舟が楽しめる。コースを選べる貸切と、神田川、隅田川などを通る2種の乗合便。2月中旬に「熱燗舟遊び」も開催予定。※予約:貸切は7日前まで、乗合は2日前まで
舟遊びみづは☎ 070-6476-9827(10:00~18:00)
www.funaasobi-mizuha.jp
『御膳しるこ』(税込730円)と、鰹と昆布のだしがやさしい『玉子ぞうに』(税込900円)。そのほか、ぜんざいや小腹を満たす温麺などメニュー豊富。
『掛守』(大/税込2,916円、小/税込2,376円)。「見ざる聞かざる言わざる」の定番柄と、5匹の猿を家紋に見立てたオリジナル柄「ごえんでござる」。日本橋案内所でも販売。
昔ながらの工程でつくられ、四季折々の模様や古典柄の染小物や手ぬぐいをつくる濱甼高虎(はまちょうたかとら)。お守りをはじめ小物入れにも活用できる『掛守』は、干支違いで意匠が変わるほか、歌舞伎の隈取りや蛇の目柄など種類豊富。縞模様の裏地にも注目したい。
濱甼高虎 東京都中央区日本橋浜町2-45-6
☎ 03-3666-5562
9:00~18:00 (土曜~17:00)
日曜・祝日、12/30~1/3休
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