空が深く澄みわたり、街路樹が色づきはじめる10月。
日本橋では"きもの"をはじめ、日本の伝統文化に触れられるイベントが多数開催されます。
ぜひこの機会に、きものを着て活気あふれる街を散策してください。
※写真はイメージ
日本橋船着場
イベント目白押しな今秋、日本橋の主な商業施設や店舗では、お買い物をすると記念の共通ショッパー(ショッピング袋)がもらえます。ぜひ日本橋を歩いて探してみてください。
※写真は、昨年京都で開催された「きものサローネ」の様子。
【今年初の開催】
日本橋から新しいきものの世界を 東京織物卸商業組合 きものサローネ担当/天野豊さん
きものの魅力をもっと知っていただきたいという思いから、このイベントを企画しました。21世紀らしい新しいきものの世界を、ここ日本橋から発信していきたいと思っています。伝統的なブランドのほか、インディーズ・ブランドも参加し、古典的な着こなしから現代感覚の着こなしまで、さまざまなコーディネートをご提案します。
※写真はイメージ
髙島屋オリジナル『誰が袖好み(たがそでごのみ)』の新作振袖
【今年のみどころ】
江戸と京都の違いに触れる2週間 日本橋髙島屋 呉服サロン/高田敏子さん
1週目は江戸特集として、江戸小紋や江戸更紗のほか、江戸扇子やとんぼ玉などの和装雑貨をご紹介します。2週目は京友禅や西陣織、京履物、組紐など京都のきもの文化を特集します。東西の匠の技の実演もございますので、文化の違いをご堪能ください。皆さまのおしゃれプランに、お役立ていただければと思います。
江戸の粋と都会的な洗練を感じさせるデザインの『東京友禅 染なごや帯』
【今年のみどころ】
東京友禅と三越きもの紀行 日本橋三越本店 きものサロン/本田花さん
本館1階中央ホールでは、体験教室を交えて東京友禅を特集します。同4階では"きもの紀行"をテーマに、加賀友禅や有松絞り、博多織、琉球紅型などをご覧いただけます。江戸刺繍の竹内功氏や草木染の山岸幸一氏など作家も多数来館します。幅広い世代の方にお楽しみいただける内容です。
※写真は昨年の様子
第40回 日本橋・京橋まつり
2012年10月21日(日) 五街道の起点である日本橋に、全国から伝統の踊りや味が一同に集まる「日本橋・京橋まつり」。日本橋から京橋にかけて中央通りで行われるパレードのほか、お国自慢の名産品や地元老舗の市も開催され、日本橋の秋の祭典を華やかに盛り上げます。
※写真はすべて過去の様子
主催/日本橋・京橋まつり実行委員会
(問)事務局 TEL 03-3561-7348(平日10:00~17:00)
福島県から参加の「相馬騎馬武者行列」。
江戸から続く「梅后流江戸芸かっぽれ」。
杜の都、仙台を代表する郷土芸能「仙臺すずめ踊り」。
諸国往来市では、道路両側に露店がずらりと並ぶ。
演舞ひろばでは、「東京都吹奏楽連盟」などが参加。
【今年初の開催】
老舗の魅力を英語で伝える ロイヤルパークホテル 営業企画室長/岡村佳一さん
日本橋の魅力といえば、数多くの老舗が存在することでしょう。来日された方に日本の食文化をより深く知っていただこうと、飲食店のメニューの英語化や、お店の特色を伝えるiPad用コンテンツの制作を進めています。お鮨や鰻、焼き鳥の調理風景を動画で見せたり、しゃぶしゃぶやすき焼きの違いを紹介したり。「OMOTENASHI NIHONBASHI」の開催を機にご参加いただいた店舗も多く、現在、約100店舗を数えます。今後もさらに増やしていき、日本橋の良さを世界中にPRしていければと考えています。
秋色に染まる「日本橋花の広場」(写真はイメージ)
豊かな緑に囲まれた、憩いの空間(写真はイメージ)
きものの着付け体験も(写真はイメージ)。
「日本橋」©1956 角川映画
■10月23日(火) 日本映画クラシック 「日本橋」 日本橋元大工町の清葉とお孝という美しいふたりの芸者が、意地と純情で競い合っていた。ふたりに溺れ、捨てられた男は数知れず。ある日、医学生の葛木は姉と生き写しの清葉を知り、死ぬほどの慕わしさを打ち明けるが...。
監督:市川崑 出演:淡島千景、山本富士子、若尾文子 1956年/111分 配給:角川映画
「怪盗と判官」 名奉公遠山金四郎と侠盗鼠小僧次郎吉の弥次喜多道中が織りなす、男同志の友情を描いた明朗時代劇。
監督:加戸敏
■10月24日(水) 新作ドキュメンタリー:もうひとつの昭和史 「空を拓く~建築家・郭茂林という男~」 1968年、日本で初めて誕生した高さ100m超の「霞が関ビル」の建設に関わった、日本統治下の台湾に生まれた建築家・郭茂林の人生を追う。
監督:酒井充子
「二つの祖国で・日系陸軍情報部」 極秘にされたMIS=米国陸軍情報部の存在が明かされる問題作。知られざる日系史がついに完結! 監督・脚本:すずきじゅんいち
■10月25日(木) 監督協会提携上映+バリアフリー上映 「エンディングノート」 67歳で退職した矢先にガンが発覚した砂田知昭の日々を、娘の砂田麻美監督が追う。
監督:砂田麻美
「裸の島」 瀬戸内海に浮かぶ不毛の孤島を舞台に、自然と人間の闘いを抒情で描いた無言の映画詩。
監督:新藤兼人