打ち水で涼気を取り、ゆかたをまとって川辺で夕涼み----。電気のなかった江戸時代の暮らしには、暑さを乗り切る知恵がたくさん詰まっていたと言われています。日本橋エリアでは江戸時代の"涼"を楽しむイベントが多数開催。この夏はご自宅のエアコンを止め、友人や家族と一緒にぜひ日本橋へ。
2012年08月 【第22号】©2012 Riusuke Fukahori
※写真は昨年の様子(ヴェンタリオ)。
隅田川の川面を撫でる風が、桟敷席に" 涼" を運ぶ。
夜はLED の提灯が灯り、江戸らしい風情が漂う(写真は昨年の様子)
今年で5回目となる「打ち水大作戦」(写真は昨年の様子)では、例年同様、ゆかたの着付け・着直しが無料で受けられる「ゆかたステーション」も開設される。
モエ・エ・シャンドンのシャンパンと「割烹 日本橋とよだ」のお弁当がふるまわれる。
参加者全員に、新品のゆかた一式プレゼント(写真はイメージ)。
ゆかたと屋形船で、夏の風物詩を味わえる(写真は昨年の様子)。
水上バスは屋根付きなので、真夏や雨天時も快適。
開放感のあるオープン型の船。飲食持ち込み可能なのも嬉しい。
90分かけて、都内の川を広範囲に巡るツアー。
江戸城石垣跡 日本橋川の上流では、江戸城の石垣跡が随所で見られ る。目を凝らすと、石の表面に削られた跡がある。これ は石垣を構築した大名たちの刻印だそう。
常磐橋天正18年(1590年)に架けられ、明治10年(1877年) に現在の石橋に。実は日本橋よりも長い歴史があり、東 京の河川で最も古い橋。東日本大震災の影響で現在は通 行止めだが、川面からは橋の全貌をたっぷり堪能できる。
約1,000 匹の金魚が泳ぐ巨大金魚鉢「花魁(おいらん)」。
夜の「ナイトアクアリウム」は音楽やライティングが変わり、より幻想的な雰囲気に。