ようこそ日本橋へ

「COREDO室町」と「YUITO」がこの秋オープン
"江戸の粋"そんな言葉が似合う街・日本橋が、新たな時代を迎えようとしています。 2014年の完成に向けて「日本橋再生計画」が進められ、その核となる 「CORESO室町/室町東三井ビルディング」と「YUITO/日本橋室町野村ビル」が この秋オープン。この街に脈々と受け継がれてきた伝統と格式、 そこに真新しい名所が加わり、より洗練されていく日本橋に、ようこそ!

2010年11月 【創刊号】

江戸の中心、日本の中心として日々にぎわっていた「日本橋」

日本橋

日本橋 徳川家康の命によって1603年に架橋された「日本橋」。現在の橋は1911年に架けられた20代目、架橋100年を迎えるにあたって全面補修中

この街のシンボル名橋、「日本橋」が架けられたのは慶長八年(1603)。江戸幕府が開かれるとともに誕生し、翌年に日本各地につながる五街道の起点として定められたことから、江戸の中心・日本の中心である橋として「日本橋」と呼ばれるようになりました。
「日本橋」が架かる日本橋川は、全国各地から届いた物資を隅田川から江戸城へと運ぶための水路であり、橋の周辺には日々、人と物が集まり江戸一番のにぎわいをみせていました。

今も昔も変わらない信頼の「日本橋ブランド」

榮太樓總本鋪

榮太樓總本鋪 1857年に三代目細田安兵衛(幼名栄太郎)が、日本橋の魚河岸に集まる人々に金鍔を売り出したのが始まり。屋号を自らの幼名栄太郎にちなんで「榮太樓」とした

山本山

山本山 六代目・山本嘉兵衛が、京都・宇治にて玉露茶を誕生させる。たちまち江戸っ子たちの間で美味しいと評判に

江戸城の玄関口として、徳川家康が最初に城下町として整備したのが日本橋。幕府によって京都をはじめ、全国各地から集められた一流の職人や商人たち、街の発展とともに集まってきた商人たちの店が軒を連ねて互いに品質を競いました。鰹節の「にんべん」や刀剣など打物の問屋「木屋」、江戸前の極上海苔を扱う「山本海苔店」、和紙問屋「小津和紙」 など、江戸時代にこの地で創業した店が、今なお暖簾を守っているのも、確かな品質があるからこそ。
 また、江戸の町人文化の最先端スタイルも、ここ日本橋から発信されていきました。現金販売を世界で初めて実現し庶民に呉服を広めた呉服店「越後屋」(現在の日本橋三越本店)、江戸のカフェブーム"水茶屋"を仕掛けた「山本山日本橋本店」、高級だった和菓子を手頃な価格で売り出した「榮太樓總本鋪」などが、人々の人気を集めていました。
ゆるぎない日本橋ブランドへの信頼は、昔も今も同じ。こだわりの逸品、"本物"が揃う街、それが日本橋なのです。

誕生から400年、伝統と革新の街、日本橋の魅力にふれてみませんか

日本橋三越本店

日本橋三越本店 1673年、呉服屋「越後屋」として創業した「三越」。英国「ハロッズ」のデパートメントストアという考え方を導入、1904年に「デパートメント宣言」をして日本初の百貨店となる。トラファルガー広場のライオンを模したライオン像は「三越の守護神」として人々にも愛されている

日本橋の街が誕生して400年余り、今はもう江戸時代の街並を見つけることはできませんが、明治中期の西洋建築の傑作といわれている日本銀行本店をはじめ、日本橋三越本店、三井本館、日本橋髙島屋など、優美な佇まいを見せる明治から昭和初期に建てられた建物と、先進的なデザインのタワービルや商業施設とが調和する街を歩いていると、他のどの街にもない"江戸の美意識"を感じずにはいられません。そう、時代の流れとともに革新し続けながらも、時代に媚びず、伝統を守り続けるのが日本橋。
現在、この街をより魅力ある場所にするために、「日本橋再生計画」が進行中です。今秋に誕生する「COREDO室町/室町東三井ビルディング」と「YUITO(ユイト)/日本橋室町野村ビル」には、老舗や名店、人気店の新しいスタイルのレストラン、東京初登場のショップなどが集まり、注目を集めています。

日本橋髙島屋

日本橋髙島屋昭和初期に建てられたモダンで重厚な外観が街のシンボルになっている「日本橋髙島屋」。2009年には百貨店として初の重要文化財としても認定。

三井本館

三井本館現存する日本最古のアメリカンスタイルの本格的オフィスビルである三井本館は、国の重要文化財に指定されている。現在は、日本橋三井タワーともつながっている

江戸桜通り

江戸桜通り 国の重要文化財である三井本館、日本橋三越本店の間にあり、西洋的な建築物と春になれば満開の桜のコントラストがとても美しい通り

日本銀行本店

日本銀行本店1896年に建てられた日本銀行本店。ルネッサンス様式を取り入れたネオバロックの建築物は、国の重要文化財にも指定されている

COREDO(コレド)室町

COREDO(コレド)室町「日本を賑わす、日本橋」をコンセプトに、「話題の店」や「人気の名店」がずらりと揃う新ランドマーク「COREDO室町」

YUITO(ユイト)

YUITO(ユイト)人と人、オンとオフ、日本橋の伝統と新しい息吹を結ぶ「YUITO」は、日本橋を愛する大人たちを惹きつけるレストランやショップが満載

本物を求める大人のための「YUITO」

YUITO

特別な接待や記念日に最適な、一流の料理とサービスを堪能できるレストランに、深夜までライブやカラオケを愉しめるダイニングレストラン、王室御用達のラグジュアルブランドなど...。
「YUITO」は、上質な時間を過ごしたい大人のための、新たな商業・サービスゾーンです。最新設備を備えた「野村コンファレンスプラザ日本橋」や金融店舗も完備し、本物を求める大人にふさわしい、上質のラインナップをお愉しみいただけます。

王室御用達店からバーまで YUITOで過ごす愉悦の時間

ショッピングフロアには、高級銀製品店「ジョージ ジェンセン」や、デンマーク王室御用達店の北欧家具・雑貨店「イルムス日本橋」、老舗メガネ店「パリミキ日本橋本店」が入店。飲食フロアには、ダイニングとスイーツバーの2つの顔を持つ注目点「D BRASSERIE&SWEETROOM」、京都の有名店がプロデュースする和食「京のおぞよ 桜家(おうか)」、フレンチの大家・井上旭氏の「ポン・ドール・〝イノ″」などがスタンバイ。パーティや宴席など、大人数でも利用可能な店舗が多いのも魅力です。そのほか、カラオケやゴルフシミュレーションを愉しめる「XEX日本橋」など、充実した大人の時間が愉しめる店舗が多数並んでいます。

ココをチェック!

伝統と格式ある老舗が新しいスタイルで出店したり、日本橋にはなかった音楽ライブやエンターテインメントが愉しめる店舗が登場するなど、「YUITO」は日本橋を愛する大人たちにさまざまな愉しみ方を提案します。日本橋初出店の北欧ブランドの旗艦店やインテリアショップなど、ここでしか出会えないアイテムもたくさん。これからの「YUITO」にぜひご期待ください。

YUITO

かつて各地から多くの人が集まり、活気に満ちていた日本橋。「YUITO」は、都と都をつないでたくさんの人が集まる施設となること、また、古き良き伝統に敬意を払いながらも新しく生まれ変わることを目指して、都・人・時を結ぶ「結都(YUITO)」という意味を込めて名づけられました。

敷地内には緑地スペース

敷地内には緑地スペースを設置し、憩いの場として提供します。植栽には、五街道の脇海道・山陽道の先にある長崎街道沿いの「くすの木」を植樹。五街道の起点・日本橋にふさわしいシンボルツリーとして、広く人々に親しまれることを願っています。

[YUITO] TEL: 03-3277-8200(9:00~18:00) 東京都中央区日本橋室町2-4-3
アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」、JR総武線快速「新日本橋」※ともに駅A9番出口直結
営業時間:ショップ10:00~20:00/レストラン11:00~23:00 ※店舗により営業時間が異なります。
関連サイト:http://www.nomura-nihonbashi.com/
その他:駐車場...7:00~23:00(入庫も23:00まで可)30分300円。「YUITO」内各店でのご利用金額が1店舗3,000円(税込)ごとに1時間、最大2時間までの駐車サービス券を店舗が発行します。

日本橋

西洋的なデザインを取り入れながらも、装飾には麒麟や獅子などの東洋的なモチーフを採用。また日本の道路の起点となり、日本橋から飛び立つイメージから麒麟には羽がつけられている

「日本橋ごよみ」創刊によせて 伝統と格式が薫る街、日本橋。2010年10月28日、日本橋室町に新しく大型商業施設が誕生します。日本橋の老舗名店、「日本橋三越本店」「日本橋髙島屋」の百貨店、新施設の「コレド室町」「ユイト」、さながら街自体がひとつの「日本橋百貨店」に。本物に出会える、お目当ての品物がきっと見つかる、そんな街が日本橋なのです。そんな日本橋の魅力を感じていただき、多くの人々に街を愉しんでもらいたい、そんな想いをこめて小紙「日本橋ごよみ」を創刊しました。日本橋ならではの逸品、美味しい処、行事やお祭り、そこに暮らす人々の想いなどを、毎月お届けいたします。