大寒・立春(だいかん・りっしゅん)

2017年02月【第76号】
  • Illustration by Sayaka Terashima

 1月5日頃に寒の入りをすると一段と寒さが増し、1月20日頃は二十四節気の「大寒」となる。一年でもっとも寒くなる時期で、その寒さを活用して作られるのが寒天や凍み豆腐。また、この時期に仕込む日本酒や味噌などは寒仕込みと呼ばれる。剣道や柔道では心身の鍛練などを目的として寒稽古が催される頃だ。
 2月4日頃は二十四節気の「立春」。旧暦ではこの日が一年の始まりとされており、農作物の種まきや新茶の摘み取りの目安となる八十八夜はこの日から数え始める。まだまだ寒い時期だが、暦の上では春のはじまりとされ、冬と春とを分ける日でもある。このように季節を分ける節分は、本来、春夏秋冬ごとにあるが、とくに立春の前日を指すことが多く、一年の無病息災などを祈念して豆まきを行う。
 寒さひとしおながら、春に向かい始める頃。舞台やエンターテインメントの催しいっぱいの日本橋を堪能しながら、まちの中に春の兆しを探してみてはいかがだろう。