処暑(しょしょ)・白露(はくろ)

2016年09月【第71号】
  • Illustration by danny

 お盆休みも終わり、季節は徐々に秋へと向かっていく。8月23日は二十四節気で「処暑」。夏の暑さが終わる頃を意味している。日中はまだまだ日射しの強い日が続くが、朝夕の風にほんの少し秋を感じるようになる。万葉の時代から、桜と並んで愛されてきた萩の花が咲くのもこの頃だ。山野には赤とんぼが飛び始め、秋の気配を色濃くしていく。立春から数えて210日目にあたる“二百十日(にひゃくとおか)”は雑節の一つ。台風襲来の特異日でもあり、稲が開花する時期と重なることから、各地で風鎮めの行事が執り行われる。

 9月7日は二十四節気で「白露」。夜に大気が冷え込み、草花に白い露が宿り始める頃を意味している。空が高くなり、夏の入道雲から、うろこ雲や羊雲といった秋雲へと変わっていく。この時季は秋雨前線が発生し、長雨が降りやすい。ススキの穂が黄金色に染まり始め、土手やあぜ道には彼岸花が真っ赤な花を咲かせる。
   夜風に吹かれながら、日本橋で宵あそびなどいかかがだろうか。