大暑(たいしょ)・立秋(りっしゅう)

2016年08月【第70号】
  • Illustration by danny

 7月22日頃は二十四節気で「大暑」。一年のうちで最も暑さが厳しい頃を意味している。窓の外の木々ではセミの声が大きく響くようになり、蒸し暑さも日に日に増してくる。この時期になると、各所で打ち水が行われる。道や庭に水をまき、涼を得る習慣は江戸時代に始まったものだという。風情溢れる風景だ。
   今年は7月30日が「土用の丑の日」。ぜひ栄養たっぷりの鰻を食して、暑さを乗り切りたい。各地では花火大会や夏祭りが催される。季節の風物詩であるこうした催しには、お気に入りのゆかたに身を包み、うちわや扇子などの小物も揃えて涼やかな装いで出かけたい。

 8月7日頃は二十四節気で「立秋」。少しずつ秋の気配が漂い始めることを意味している。実際にはお盆休みを前に暑さも厳しい盛りだが、季節の挨拶はこの日を境に「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へと変わる。山間部では夕方になるとヒグラシが鳴き始める。カナカナというはかない声が夏の終わりを告げる。