江戸の知恵から学ぶ 大暑(たいしょ)・立秋(りっしゅう)

2015年08月【第58号】

 いよいよ夏本番。陽ざしがますます強くなる頃だ。日傘や帽子、扇子や団扇など暑さをしのぐアイテムを活用し、木陰を選びながら歩くなど、少しでも涼やかに過ごしたいもの。
 7月23日頃は二十四節気で「大暑」。一年のうちで最も暑さが厳しい頃を意味している。近年、この時期に“打ち水”を取り入れるオフィス街が増えてきた。打ち水は庭や道路に水を撒き、気化熱で涼を得る江戸時代からの知恵。これにより気温が1~2度下がるともいわれている。

 7月24日は土用の丑の日。古くから厳しい暑さを乗り切るために「土用の食い養生」という風習があった。スタミナ補給に鰻を食して、夏バテ防止に努めたいところ。

 8月7日頃は二十四節気で「立秋」。まだまだ暑い日が続くが、暦の上ではこの日から立冬の前日までが秋となる。実際に、この頃から少しずつ秋の気配が感じられるようになっていく。季節の便りは立秋を境にして「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へと変わるので、お間違えなく。

 日本橋船着場を発着するクルーズは、この季節にぜひおすすめしたい夏遊びの一つだ。川風に吹かれながら、水辺からの街の景色を楽しみたい。水中アート展の「アートアクアリウム2015」とともに、涼が感じられるひとときだ。