穀雨(こくう)・立夏(りっか)

2015年05月【第55号】

 ゴールデンウィークまで間もなく。てきぱきと仕事を終わらせて、グリーンシーズンの休日を心ゆくまで楽しみたいもの。

 4月20日頃は二十四節気で「穀雨」。春の雨が百穀を潤すという意味をもつ。この時季の雨は稲や麦などの穀物、草木や花々の生長を助ける。雨で湿った田畑は穀物の種まきに適しているとされ、穀雨を目安に準備を始めるところが多い。

 5月2日は八十八夜。茶畑では茶摘みが始まり、おいしい一番茶が楽しめる嬉しい季節だ。古くからこの日に摘んだお茶は不老長寿の縁起物とされている。緑茶にはカテキンやビタミン、テアニンなどが含まれており、疲労回復や美肌などの効用もあるのだとか。

 5月5日は端午の節句。薬草である菖蒲で邪気をはらい、男の子の成長を祝う。柏の樹木は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから縁起のよい樹木とされ、子孫繁栄を願って柏餅をいただく。

 二十四節気で5月6日頃は「立夏」。春分と夏至の中間にあたるこの日から、立秋の前日までが夏とされている。まだまだ蒸し暑さとは無縁の爽やかな気候。一年でもっとも過ごしやすい季節といえるだろう。

 5月7日(木)からは二年に一度の神田祭が斎行される。今年は遷座400年記念の年。9日(土)の神幸祭、10日(日)の神輿宮入を中心とした約一週間、江戸祭礼の雰囲気にたっぷりと酔いしれたい。