夏至(げし)・小暑(しょうしょ)

2014年07月【第45号】

 オフィスや学校も夏服に替わり、街には初夏の香りが漂う。眩しい陽ざしや厳しい暑さに備えて、そろそろ扇子や帽子、日傘といった夏小物を揃えておきたいところ。
 6月21日頃は二十四節気で「夏至」。一年でいちばん昼が長く、夜が短い日とされている。6月30日には各地の神社で“夏越しの祓(なごしのはらえ)”が執り行われる。日本橋七福神のひとつで、強運厄除けの総本社としても信仰を集めている小網神社では、6月20日(金)から30日(月)までの間、境内に茅草でつくった“茅の輪”が設けられる。参詣者はこの輪をくぐり、半年間の穢れをはらって無病息災を願う。

 7月1日は富士山の山開き。霊山として江戸時代からあがめられてきた富士山は、かつて日本橋の随所から望むことができた。数々の浮世絵に残されている美しい風景に、しばし想いを馳せてみてはいかがだろう。

 7月7日頃は二十四節気で「小暑」。梅雨明けが近づくこの時期は、集中豪雨が起こりやすくなるといわれている。小暑、または大暑から立秋までは暑中と呼ばれ、“暑中見舞い”の挨拶状を送るのにふさわしい。季節感溢れる葉書にちょっとした近況をしたためたい。

 まもなく本格的な夏が訪れる。特集では、お酒自慢の素敵なお店をご紹介。友人や気の合う仲間とともに、新しい風が吹く日本橋の“夜時間”をぜひ味わってほしい。