雨水(うすい)・啓蟄(けいちつ)

2014年03月【第41号】

 通りにはそろそろ梅や水仙の香りが漂う頃。海沿いの地域では黄色い菜の花が鮮やかに開花し、そよ風とともに春の足音を運んでくる。装いも冬色のモノトーンから、パステルカラーやオフホワイトといった明るい春色へと着替えたい。

 2月19日頃は二十四節気で「雨水」。空から振る雪が雨に変わり、氷が解けることを意味している。昔から農作業の準備を始めるのに適した時節とされているほか、地域によってはこの日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるという言い伝えもある。

春一番が吹き、寒い日と暖かな日が交互に訪れて、徐々に早春の気候へと移り変わっていく。こうした現象を“三寒四温”と呼ぶ。

 3月3日の雛祭りでは、古くから三色の菱餅を備える風習がある。赤い餅は桃の花を、白い餅は残雪を、緑の餅は春の若草を表し、縁起がよいとされる。白酒や雛あられ、ちらし寿司などをいただきながら、女の子の健康を家族みんなで祝おう。

 3月6日頃は啓蟄。“蟄”とは土の中で冬ごもりしている虫のことで、寒さが柔いで虫や動物たちが目覚める時期といわれている。ひと雨ごとに、少しずつ気温も上がっていく。

 本格的な春の到来はもうすぐだ。3月20日には「コレド室町2」「コレド室町3」がオープン。華やかな春への期待を胸に、日本橋もいま芽吹きの季節を迎えている。