大寒(だいかん)・立春(りっしゅん)

2014年02月【第40号】

新しい年を迎え、この一年の目標を掲げて、仕事にプライベートにと心機一転スタートを切った方も多いことだろう。季節はまさに冬本番といったところだが、ピンと張りつめた冷たい空気は気持ちを引き締め、集中力を高めてくれる。湿度の高い日本にあって、澄み渡る空はいまだけの贅沢。昼間はすっきりと青空が広がり、夜には都内でも星々のきらめきを望むことができる。

 1月20日頃は二十四節気で「大寒」。“二十日正月”とも呼ばれ、正月にお迎えした神様が朝早くにぞれぞれの場所に帰る日とされている。かつては正月行事の祝い納めをして、骨休めをする日でもあった。一年で最も寒さが厳しいことから、耐寒のために各地で寒中水泳や寒稽古などが執り行われる。また、水中の雑菌が少ないこの時期は、長期保存が必要な酒や味噌などの仕込みにも適している。

 冬と春の境目となる2月3日の節分には、豆まきをして厄を祓おう。古来より豆や米には霊力が宿るといわれていて、豆まきの後には自分の年か、あるいはそれにひとつ加えた数の豆を食べて無病息災を願う。

 2月4日頃は「立春」。春の兆しが見えるようになり、この日以降、最初に吹く南寄りの強い風のことを“春一番”と呼ぶ。川や湖の氷が融け出し、雪解けの土の中からは蕗のとうが顔を覗かせる。梅の木が可憐な花をつけはじめ、そろそろ鶯の声も聞こえてくる頃だ。