江戸時代から、薬種問屋が軒を連ね、“くすりの街”として栄えてきた日本橋。いまも多くの製薬会社が集まる本町エリアに、第一三共が2012年にオープンしたのがくすりミュージアムだ。くすりについて学べる体験型施設で、子どもだけでなく、大人も多く訪れるという。
2階の受付でICチップ内蔵のメダルを受け取り、性別や職業などのエントリーを済ませたら、「からだとくすり」コーナーへ。スクリーンの前に設置されたスポットにメダルを置くと、その人の年齢に合わせた病気と治療薬の役割を、映像と音声で解説してくれる。「くすりのうごき」コーナーでは、坐剤や錠剤、注射器など、好きなレプリカを選んでスポットに置くと、巨大な人体模型の体の中をくすりがめぐる様子が映し出される。
ほかにも、対戦ゲームで「くすりのはたらき」を学べるコーナーや、「くすりを組み立てる」体験コーナーなど、実際に手を動かしながら進んでいくため、楽しみながら知識を身につけることができる。高齢化が進む現代、くすりがより身近な存在になるという点からも、ぜひ訪れてみてほしい。
Daiichi Sankyo くすりミュージアム
東京都中央区日本橋本町3-5-1
03-6225-1133
10:00~18:00(入館は閉館30分前まで) ※見学目安は約1時間
月曜・年末年始休(月曜が祝日・振替休日の場合は開館、翌日休館)
入場無料
kusuri-museum.com