日本橋の魅力は、奥が深い。
実は老舗・名店の奥には、意外なお宝が眠っているのです。
江戸の大火や関東大震災、第二次世界大戦をくぐり抜けてきた博物学的価値のある品々。
それらは、さりげなく店内に展示されていたりします。
今回はそんな街に潜む歴史の証人たちを、ずらりと集めてみました。
明治2年(1869年)創業以来、一般書籍のほか、充実した学術書や洋書、高級文具などで知られる「丸善」。いまも多くの人々が足を運ぶ日本橋店で、長年愛され続けてきた人気メニューをご紹介。
数々の美人画を残し、大正浪漫を代表する天才画家として人気を博した竹久夢二。大正3年(1914年)に、自らがデザインした小物を作り、日本橋呉服町(現在の八重洲1-2)に創業した港屋絵草紙店は、粋を好む江戸の人々に愛され、いまも記念碑が残されている。
自然とのつながりを大切に、季節の変化を意識する中で生まれた、江戸時代の暮らしの知恵。それらを現代に活かし、人と自然にやさしいエコなライフスタイルを提案していきます。
元禄2年(1689年)創業の漆器店・黒江屋12代目当主の柏原和弘氏。漆器販売・紙販売・不動産賃貸など、歴史ある柏原家の家業を受け継いでいる。300年に渡る歴史とこれまでの歩みについて、日本橋との関わりを交えながら語ってもらった。