七つの福運にあやかろうと室町時代に発祥した七福神めぐり。
日本橋にある七福神は、全国でも珍しい神社のみで構成され、気軽に小一時間でまわれるパワースポットとして人気を集めています。
その神社が集う日本橋人形町界隈には、名菓を扱う老舗や飲食店が数多く軒を連ねるため、参拝客の中には、恒例行事のように親子三代そろって街の味を堪能しながらめぐる姿も。 今号では、一年の感謝と、新年への願いをこめてめぐる日本橋七福神と、日本橋人形町の魅力のひとつである名菓をご紹介します。
年末年始のご贈答品として人気の高い粕漬専門店「魚久」。厳選した素材を使い、丹念に漬け込まれた粕漬は、長年、多くの食通に愛されてきた。その粕漬を熟練の職人の技とともに味わえるおひるのメニューをご紹介。
創業から百年余り、手焼きを守り、素材も吟味して、昔ながらの味を守り続けている「人形焼本舗板倉屋」。人形町生まれの七福神のお顔をありがたく眺めながらいただきたい。
自然とのつながりを大切に、季節の変化を意識する中で生まれた、江戸時代の暮らしの知恵。それらを現代に活かし、人と自然にやさしいエコなライフスタイルを提案していきます。
古くから多くの文化人、芸術家に愛でられている「あひ鴨一品 鳥安」。五代目である渡辺氏は神田明神の氏子総代を務めるほか、薬研堀不動尊「歳の市保存会」の会長として、地域活性化にも取り組んでいる。そんな渡辺氏に、鳥安の暖簾について、納めの歳の市と日本橋の未来について語ってもらった。