新潟県 蔵元が提案する日本酒に合う料理 越後の蔵 にほんばし 越州(えっしゅう)

2016年06月【第68号】
  • 新潟の代表的な郷土料理『のっぺ』(税込680円)と名物『栃尾の油揚げ焼き』(税込680円)。油揚げは写真のプレーンのほか、南蛮味噌、ねぎ味噌、納豆のトッピングが選べる。

  • コース料理の前菜には季節の食材がふんだんに使われている。5~6月はアスパラ、茄子などの野菜が旬を迎える。(写真は一例。コース料理税込4,500円~)。

  • 名酒『久保田』の千寿、萬寿、碧寿が飲み比べられる『久保田酒三昧』(税込1,980円)は直営店ならでは。

  • 広々とした店内は全60席。日本酒のラベルを用いた和紙の照明など落ち着いた雰囲気。

  • 奥には個室もあり、コース料理とともに予約が可能。

 2009年秋に開店した越後の蔵 にほんばし越州は、名酒『久保田』の蔵元である新潟の朝日酒造が手がけるお店。

 五百万石という酒米を使い、すっきりとした辛口の『久保田』や、千秋楽というお米を使った軽やかな飲み口の『越州』など、朝日酒造の日本酒に合う料理を提供。特に、新潟の季節の食材をふんだんに取り入れることを意識しているという。メニューは郷土料理をベースに、料理長 石川満さんが考案する創作料理が豊富に並ぶ。

 おすすめは新潟名物の『のっぺ』。帆立の貝柱と鰹節から取った出汁でれんこん、里芋、にんじんなどの根菜や車麩を煮たものだ。県内では家庭ごとに出汁に特色があるという。また、長岡市栃とち尾お 地域でつくられる『栃尾の油揚げ焼き』もぜひいただきたい逸品。豆腐の旨みがぎゅっと詰まった厚みのある油揚げだ。そのほか『のど黒塩焼き』や『地魚焼き』など新潟の魚もぜひ食したい。

 『越州』や『久保田』のほか、プライベート銘柄の飲み比べができるのも日本酒好きにはたまらないところ。「温度管理が行き届いた美味しい日本酒とともに新潟の味覚を楽しんでください」(店長 大鋸智幸さん)。

DATA
店名 越後の蔵 にほんばし 越州(えっしゅう)
住所 東京都中央区日本橋2-2-16 共立日本橋ビル 地下1階
03-6225-2630
営業時間 11:30 ~ 14:00(L.O.13:30)、17:00 ~ 23:00(L.O.22: 00)
土・日曜・祝日休

※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。