根室直送の魚介が堪能できる大人の店 ふうれん

2016年01月【第63号】
  • 『お造里』は3種1,800円からお好みに合わせて盛り合わせが可能。写真は4種盛り(3,500円)。日本酒はすべてグラスと一合の2種類から量を選べる。

  • 花咲蟹と真鱈のすり身に五色のあられをまぶして揚げた『花咲蟹のしんじょうあられ揚げ』(950円)。脂ののった白身の深海魚、油ぼうずを使った『油ぼうずの西京焼き』(980円)。

  • 店内はカウンターとテーブル席で25席。座席間がゆったりとしているので、寛いだ雰囲気の中で食事がいただける。

 人形町の浜町緑道からすぐの場所にある和食の店 ふうれん。落ち着いた雰囲気の店内で、北海道・根室直送の鮮魚を使った料理がいただける。
 厨房を切り盛りする本吉大さんがこの地に店を構えたのは8年前。出身地、根室にある風蓮湖にちなんで店名をつけたという。平日はオフィスワーカー、週末はご近所の人々で賑わうほか、故郷を懐かしんで訪れるお客さまも多い。
 魚介類は地元のネットワークを利用して仕入れている。水揚げされてから空輸で運ばれ、翌日には店に届くという新鮮さだ。

 旬の魚介類を堪能できる『お造里』は、ぜひともオーダーしたい一皿。この日は、ほっけ、大平(おひょう)、黒ソイ、バフンウニが並んだ。そのほか、根室ならではの味覚として人気の花咲蟹と真鱈をすり身にした『花咲蟹のしんじょうあられ揚げ』は、彩り華やかなあられのなかに、花咲蟹の甘みがしっかりと感じられる一品。

 これからの時季は秋鮭が終わりを告げ、真鱈へ切り替わる。12月から根室では帆立漁も始まるという。寒さが厳しさを増してくると、氷下魚(こまい)やチカといった白身魚も旬を迎える。根室の地酒『北の勝』や昆布焼酎『ねむろっ子』とともに、道東の味わいに酔いしれたい。

DATA
店名 ふうれん
住所 東京都中央区日本橋人形町2-30-5 エイム人形町1階
03-5641-6667
営業時間 平日17:00~23:00(L.O.22:30)、土曜・祝日17:00~22:00(L.O.21:30)
日曜、第1月曜・祝日休
URL http://www.fuuren.jp

※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。