魚の美味しさを堪能できる大人の空間 魚や きてれつ

2016年03月【第65号】
  • 『きてれつ刺身盛り』(980円)。写真は真鯛、ツブ貝、〆鯖、真蛸、平目、蒸しアワビ。魚介の味を引き出すため、3つの皿でコース仕立てで提供される。

  • ビールにも合う『名物・毛蟹サラダ』(980円)。2~3人前だが、好きな方は1人1皿ずつ注文されるのだとか。注文率ほぼ100%を誇る、きてれつ自慢のメニューだ。

  • 左から、香り豊かな『醸し人九平次/純米吟醸』(690円)。『日高見本醸造 辛口』(390円)は刺身におすすめ。冬限定の『新政 秋櫻』(700円)、生酒『新政NO.6』(640円)。

  • 上/シックなインテリアの店内は全15席。お酒を楽しみながら、ゆったりと食事ができる。下/丸いガラスが印象的な入口。壁にはお店のコンセプト“NO FISH NO LIFE”の書がさりげなく掲げられている。

 甘酒横町から一つ路地を入ったところに、2014年9月にオープンした魚や きてれつは、“NO FISH NO LIFE”をコンセプトに魚料理に力を入れている。福島県出身の店主、田川聡一郎さんはこの道8年。日本料理と魚専門の店で腕を磨いてきた。「もともと自分自身が魚好きなんです。魚料理の美味しい店は、どうしても値段が高いというイメージがあります。そこで、本物志向の美味しい料理をできるだけ手頃な値段で食べていただきたいとこの店をオープンしました」。築地の提携している卸や、地方の漁師から直接、新鮮な魚介を毎日仕入れている。

 魚専門居酒屋というだけあって、どのメニューにも魚や きてれつ独自の工夫が盛り込まれている。ほとんどの来店客がオーダーするという人気メニュー『名物・毛蟹サラダ』は、北海道産の毛蟹をたっぷりと使った贅沢な一品。まずいちばん上の蟹を味わい、徐々に中段の卵サラダを合わせていただくのがおすすめ。蟹と卵サラダの間に蟹味噌も入っており、多彩な味わいだ。

 そのほか『きてれつ刺身盛り』もぜひ食したい。魚種に合わせて、塩、しょうゆ、ポン酢ジュレや煎り酒などでいただく。魚と相性のよい日本酒はもちろん、これからを担う酒蔵の銘柄も豊富に取り揃えているので、料理と合わせて楽しみたい。

DATA
店名 魚や きてれつ
住所 東京都中央区日本橋人形町2-20-12 1階
03-3663-7665
営業時間 11:30~13:30、17:00~22:30(L.O.22:00) 日曜、祝日休

※情報・価格等すべて取材時の情報です。現在は異なっている場合がございます。予めご了承ください。