もちもちとした優しい味わいの本格ピッツァ PIZZERIA UNO(ピッツェリア ウノ)

2013年06月【第32号】
  • 『ピッツァランチ』(1,280円)のいちばん人気は“ナポリタイプのマルゲリータ”。全長28cm、お腹のすいた男性でも大満足のボリュームだ。女性なら仲間と共に『パスタランチ』(980円)とシェアするのがおすすめ。

  • 左/店名のアルファベットを図形化したシンプルなロゴ。右/イタリアのフライング大会で優勝経験を持つ福山さん。生地は冷蔵庫で寝かせた後、お客さまに提供する1~2時間前に常温に戻してから焼く。

  • カウンター席が10席あるほか、6人まで座れるグループ席も。ワインセラーが2台あり、年間500本もの試飲を重ねた末にセレクトしたワインが並べられている。

大きなガラス窓が印象的な「PIZZERIA UNO」。明るく開放的な店の奥にはピッツァ専用の石窯があり、チーズの芳ばしい香りが漂ってくる。売り切れ前にいただきたい、人気のランチメニューをご紹介。

 昭和通りに面した広々とした店内は、12時近くなると幅広い年齢層のオフィスワーカーでいっぱいになる。オーナーシェフの福山聡さんがお父さまと共にこの地に店を構えたのは10年前。手間を惜しまない丁寧な仕事ぶりのピッツァは、いつしか多くのファンを魅了していった。

 特に気を配っているのは、生地の発酵だという。「ピッツァは小麦粉と水でつくるシンプルな料理。素材をどう活かすかが鍵になってきます。それぞれの分子をできるだけ結合させることで美味しさが増すので、うちでは生地を仕込んでから3日間、冷蔵庫で寝かせています」。

 生地のタイプは“ナポリ”と“ニューヨーク”の2種類から選ぶことができる。薄めで、もっちりとした食感が特徴の“ナポリ”には、フレッシュな味わいのモッツァレラチーズを使用。縁があり、ふっくらとした食感の“ニューヨーク”には、伸びのよいゴーダーチーズが使われている。「チーズは蝋で覆われた部分を多めに削って、風味のある中心部を使うようにしています」。ランチにはこの他、サラダとドリンクがつく。使う野菜は有機野菜を中心に、旬のものを千葉や茨城の農家から取り寄せているという。

   夜に訪れたなら、ぜひともピッツァと一緒にワインもいただきたい。イタリアンに合うお手頃な銘柄がリストアップされていて、ワイン初心者でも安心。「美味しいピッツァを食べにいかない?」と思わず誰かを誘いたくなる、そんな店だ。

DATA
店舗情報 ※移転されました

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