品質と製法にこだわり抜いた和菓子 日本橋 日月堂

2017年09月【第83号】
  • 『あんず生大福』(280円)は、あんずの果肉が練りこまれた求肥の中に、あんず餡と生クリームがぎっしり詰まった贅沢な生菓子(要冷蔵)。

  • 1個ずつ手焼きでつくられる『黒糖焼どら』(250円)。ふっくらとした食感を楽しんでもらうため、賞味期限はなんと当日。できたてを手みやげにすれば喜ばれそう。

  • 安西さんは、2012年に全国で行われた和菓子職認定試験で「優秀和菓子職」を受賞。見た目も味も繊細な生菓子がショーケースに並ぶ。

  • 小舟町にこじんまりと佇む店舗。四季折々のディスプレイが楽しめる。

 三越前駅から徒歩5分ほどの場所に店をかまえる日本橋 日月堂は、創業140年の老舗和菓子店。工場長の安西雅希さんが独自の発想で生み出す和菓子を求めて、地元の人はもちろん、国内外からの観光客も多く訪れる。
 安西さんのおすすめは、今年からラインアップした『黒糖焼どら』。「創業当初から一貫してこだわっているのが原材料です。どら焼きの皮は、粗めにした沖縄の黒糖をふんだんに使用しているので、噛むと黒蜜が出てくるような食感を楽しむことができます」(安西さん)。餡は北海道小豆を使用し、小豆を割らないように丁寧にふっくらと炊き上げている。自家製のさらりとした口どけのよさが特長だ。

 もう一つのおすすめは、甘酸っぱい風味がたまらない『あんず生大福』。生クリームとあんず餡の絶妙なバランスが楽しめる一品で、その製法はスピード命だという。先に生クリームを冷凍させる製法では生クリームがうまく餡に入り込まず、風味が損なわれてしまうため、餡と生クリームを同じ固さに調整してから、手早く大福の中に詰めている。「少量でも高品質のものをお客さまに提供したい」。この熱い想いこそが、日本橋 日月堂の人気の秘訣だろう。

DATA
店名 日本橋 日月堂
住所 東京都中央区日本橋小舟町12-14 日月堂ビル
03-3661-5470
営業時間 月~金曜10:00~19:00、土曜10:00~15:00頃/日曜・祝日休
URL http://nitigetudou.com