ニースの郷土料理ソッカと出会う シェ ササコ

2015年11月【第61号】
  • 焼きたての『ソッカ』(1ピース280円)に、トッピングの『グリーンサラダ』と『サーモン』(各150円)を添えて。アップルビネガーを使ったハニーマスタードのドレッシングがよく合う。

  • テイクアウト時は、二つ折りにして紙に包んでくれるので、歩きながらでも手軽に食べることができる。

  • やさしい白とイエローで統一された店内。南仏で幸せのシンボルとされる蝉のモチーフが、あちこちにさりげなく飾られているので、ぜひ探してみて。

  • 左/一枚ずつ丁寧に焼き上げるオーナーの笹川絵巳子さん。350度の高温が必要なため、家庭でつくるのは難しいのだとか。
    右/店内では本格的な味を楽しめる総菜も販売。手前から『ピクルス』、『キャロットラペ』、『自家製リコッタチーズ』(各280円~)。

日常のおやつから特別な日の贈り物まで、ぜひ手にしてほしい、味わってほしい手みやげをご紹介する「日本橋 手みやげ」。今月は、南フランスの郷土料理ソッカの日本初専門店 シェ ササコをご紹介。
 東日本橋にあるシェ ササコは、昨年9月にオープンしたソッカ専門店。ソッカとは、南フランス地方ニースの郷土料理で、ひよこ豆の粉に水とオリーブオイル、塩を加えて薄焼きにしたもの。専用釜で、350度の強火で焼き上げる。ニースでは軽食として、屋台などで売られているという。

 店では注文を受けてから焼くため、熱々をいただくことができる。表面はカリッと香ばしく、中はもちっとした食感。ガレットやクレープをイメージするとわかりやすい。少し塩気が効いているのが特徴だ。「ソッカとは10年ほど前に出会いました。材料がシンプルなので体にも優しい料理。豆の風味を感じていただけると思います」とはオーナーの笹川絵巳子さん。小麦粉や卵、牛乳を使用していないので、アレルギーの人でも食べることができる。ひよこ豆には、抗酸化作用や美肌、貧血予防など女性に嬉しい効果も期待できるとか。

 サーモンや各種のチーズ、はちみつ、アイスなどトッピングの種類も豊富だ。「そのままシンプルに召し上がっていただくのもオススメですが、何にでも合うので、お好きな食材と組み合わせて楽しんでください」。これからもソッカの魅力を発信していきたいと話す。

DATA
店舗情報 ※残念ながら閉店されました

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