奈良時代、仏教とともに仏具のひとつとして伝わったとされる楊枝。当初、僧侶や公家だけに使われていた楊枝だが、江戸時代には庶民にも身近な生活用品になっていた。そのため江戸市中には、楊枝屋も多く、また屋号も「さるや」が決まりのようになっていたとか。
さて300余年の伝統をつむぐ、さるやの楊枝は、昔と変わることなくひとつひとつがすべて職人の手作りだ。芳しい香りをはなち、しなやかな弾力性に富むクロモジを材とするため歯あたりもよく多くの人に愛され続けている。
「金千両」や「大入」などの縁起のいい言葉が描かれた楊枝入り桐箱セットは、お年賀としても大人気だ。干支を桐箱に描いた「干支」シリーズもコレクター心をそそる商品として、売り出しの時期を待ちわびている人も多い。
今年のお年賀は、江戸の粋が薫る、こだわり「楊枝」はいかが?
店名 | 日本橋さるや |
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住所 | 東京都中央区日本橋室町1-12-5 |
☎ | 03-5542-1905 |
営業時間 | 10:00~18:00 日曜・祝日休 ※2014年、上記に移転 |
URL | http://www.nihonbashi-saruya.co.jp/ |