"いいもの"と始める新生活

新緑が美しい季節になりました。この春から新しい環境で過ごしている方も多いのでは?今月号では、日本橋のショップで見つけたちょっといいものを、お仕事編と自宅編に分けてご紹介。ワンランク上のアイテムを手に入れて、フレッシュな気分で毎日を過ごしましょう。

2018年05月 【第91号】

お仕事編

夜まで快適に歩けるオーダーシューズ

春色パンプス

新しい季節にぴったりの春色パンプス(3cmヒール/税込30,000円)。ストラップが足をしっかりホールドしてくれるので、前すべりせず颯爽と歩くことができる。ローヒールながら上品なスタイル。

黒パンプス、マスタードツイストを使ったパンプス

(左)2018年春夏限定色の革、マスタードツイストを使ったパンプス(5cmヒール/税込30,000円)。流行を取り入れた素材もふんだんに用意し、トレンドを意識した靴もオーダー可能。
(右)フォーマルな席にも大活躍するエレガントな黒のパンプス(5cmヒール/税込30,000円)。ヒールが太く、しっかりと体を支えてくれるため、長時間快適に過ごすことができる。

スタッフ

左からスタッフの岸田真由子さんと代表の小野崎記子さん。足元や靴を一目見るだけで、その人が抱える足や靴の悩みを見抜く、オーダーシューズのプロフェッショナル。

内観

初めて靴をオーダーする際は、必ず店内でカウンセリングを行う(別途8,600円、初回プランあり)。専用の器具で足の形を測定し、負荷がかかっている部分を見極め、適切なサイズの靴を探し出していく。

外反母趾の方や足幅が狭い方、サイズが大きい方などでも、自分の足にフィットした靴を手に入れられる、女性専用のオーダーシューズ店。革や布地は80種類以上、パンプスやブーツ、サンダルなど靴のデザインは26種類も用意されており、トレンドを意識しながら長時間歩いても疲れないパンプスが30,000円~、1ヶ月程度で手に入る。新しい靴で新年度のオフィスを快適に過ごしてみては。

&Steady 東京都中央区日本橋人形町2-10-4 ENOXビル2階
(問)メールのみinfo@andsteady.com(完全予約制)
月~金曜10:00~20:00(施術受付18:00、最終受付19:00)
土・日曜・祝日10:00~18:00(施術受付16:00、最終受付17:00)
月曜休 ※祝日の場合は翌日休
andsteady.com

心躍るカラフルでスタイリッシュな文房具

『A5ノートブックス』

再生紙を利用した『A5ノートブックス』(各税込1,728円)。世界各国を旅するデザイナーが、旅先で得たアイデアをもとにデザインしているそう。ページのところどころに隠された、くすっと笑えるメッセージにも注目。

『クリップボード』『ザ・ノーツ』『ザ・トラベラーズ』

(左)『クリップボード』(税込972円)と『ザ・ノーツ』(税込1,188円)を組み合わせれば、開かなくてもすぐにメモがとれて便利。(右上)『ザ・トラベラーズ』(上からホノルル・メキシコ・アテネ各税込864円)。ブックバンド一つとっても、ネーミングがユニークだ。(右下) 絶妙な配色がおしゃれな『ザ・ペン』(各税込648円)。グリップ部分が中央で外れる仕様なので、好きな色にカスタマイズできる。

スタッフの中山千明さん

スタッフの中山千明さん。「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)は、フランス語で"紙の 虎"を意味します。紙に自分たちのデザインを乗せることで虎のように強くなる、という 想いを込めています」。

内観

もともと倉庫として使われていた建物をリノベーション。入り口正面のカウンターは、カフェスペースとして使われている。

フランス パリ生まれのプロダクトブランド「PAPIERTIGRE」の直営店が2017年9月、日本橋浜町にオープン。ノートやペンなどの文房具をメインに販売しており、和菓子とお茶が楽しめるカフェコーナーも併設されている。デジタルが浸透しているいまこそ、アナログならではの楽しみを再発見してもらいたい。そんな想いからつくられたオリジナルの文房具は、カラフルで遊び心いっぱいだ。

PAPIER TIGRE(パピエ ティグル) 東京都中央区日本橋浜町3-10-4
(問)☎ 03-6875-0431 11:00~19:00(5~9月は20:00まで)
月曜休(5月より月曜・火曜定休)
papiertigre.jp

職人技がきらりと光る、とっておきの逸品

『キャンバスペンケースS』

織物の町 高島市で帆布を使ったカバンを制作しているホソイフクロモノの『キャンバスペンケースS』(税込3,456円)。シンプルなデザインながら、つくりはしっかり。

『木製名刺入れ 大入り(サクラ)』

仏壇をつくる高級木材の余剰材を活用した『木製名刺入れ 大入り(サクラ)』(税込3,456円)。使うほどに変化する色合いと、ぴったり閉まる使用感が心地よい。ほかにケヤキとヒノキがある。

『近江レザー シューホーン』

鉄板を近江牛の革で包んだ『近江レザー シューホーン』(各税込7,560円)。脂分が多く、工芸品に加工しにくいと言われる近江牛を職人の手によって靴べらにした貴重なもの。

内観

滋賀県の自然の恵みとして親しまれているヨシが天井のモチーフになっている店内。1階は物販のほか、地酒バー「SHIGA's BAR」があり、33蔵のお酒が楽しめる。

2017年10月にオープンした、滋賀県の魅力を伝えるアンテナショップ。食品や工芸品を販売するほか、滋賀県の蔵元の地酒が楽しめる地酒バーや、近江牛と発酵がテーマの食材を使ったレストランもある。店内に並ぶ工芸品は、滋賀県の職人たちの丁寧な仕事ぶりが感じられるものばかり。実用的かつ、どこか温もりのあるアイテムと一緒なら、毎日の仕事にアクセントを与えてくれるはず。

ここ滋賀 東京都中央区日本橋2-7-1 1階
(問)☎ 03-6281-9871、2階レストラン ☎ 03-6281-9872
ショップ10:00~20:00、地酒バー10:00~23:00
レストラン 日本橋滋乃味11:30~14:00(L.O.13:30)、18:00~23:00(L.O.22:00)
年末年始休
cocoshiga.jp

自宅編

暮らしにそっと寄り添うコーヒーと雑貨

『オリジナルロゴ入り V60セラミックカップ&ソーサー』

ウェーブをイメージした美しい波型の『オリジナルロゴ入り V60セラミックカップ&ソーサー』(税込3,240円)。有田焼のカップは、口当たりなめらか。

限定アクセサリー

ここでしか買えない限定アクセサリーも登場(各税込4,860円~ 6,480円)。ガラスならではの繊細でさりげないおしゃれを楽しんで。

『ピンバッジ』『ピンバッジ』

エプロンやバッグなどにワンポイントでつけたい『ピンバッジ』(各税込540円)とドリッパーとコーヒー豆の刺しゅうが可愛らしい『オリジナル蚊帳ふきん』(税込540円)。ふきんは蚊帳生地が8枚重ね縫いされた丈夫な仕様で使うほどにしなやかになっていく。

外観

1階はアクセサリーや器具の販売、2階と3階はカフェと物販、展示スペースが設けられており、建物まるごと楽しめる。

2018年3月20日、耐熱ガラスメーカーHARIO直営のカフェとショップを兼ね備えた施設が、日本橋室町にオープン。「美味しい一杯のコーヒーのために」というコンセプトのもと、上質なコーヒーが飲めるだけでなく、器具やアクセサリーの販売、美味しいコーヒーを自宅で楽しむためのセミナーも開催している。毎日の暮らしに彩りを与えてくれる新スポットの誕生だ。

HARIO Cafe & Lampwork Factory 東京都中央区日本橋室町1-12-15
(問)☎ 03-6262-6528 カフェ(2~3階)11:00~19:00、ショップ(1階) 11:00~20:00
無休
hariocafe-lwf.com

ふと手に取りたくなる愛らしい道具たち

『ことり 一輪挿し』

そのままでも花を挿しても、すべてが絵になる『ことり 一輪挿し』(小 各税込2,700円)。職人がガラスを吹いて製作しているため、1羽ずつ微妙にサイズや形が異なっている。

『豆皿』

白地に青色が美しい印判の波佐見焼『豆皿』(各税込1,009円)。1枚使いはもちろん、大皿やお盆の上に並べればあっという間に来客向けの食卓に。

『はりねずみ-子』

背中に針のかわりに鮮やかな苔を生やした『はりねずみ-子』(小 税込7,020円)。鉢の部分は富山県高岡市の伝統産業であるブロンズの鋳物。コロンとした形可愛らしい。

オーナーの河合源さん

ベーシックながらつくり手の個性を感じるものを中心に揃えているというオーナーの河合源さん。上質なものにゆっくりと向き合い、取り扱いたいとの想いを店名に込めた。

「少しだけ贅沢な気持ちになれる」がコンセプトのセレクトショップ。多肉植物のミニ鉢植えや苔玉をはじめとする観葉植物、作家ものの陶磁器、全国各地の伝統工芸品、オフィスがなごむ文房具など、オーナーがジャンルを超えて厳選した生活道具がバラエティ豊かに揃う。気に入ったアイテムを少しずつ我が家に迎え入れれば、いつの間にか心が安らぐ空間に。

生活道具屋 surou n.n 東京都中央区日本橋人形町1-12-11 リガーレ日本橋人形町1階
(問)☎03-5641-7663
火~金曜12:00~19:00、土曜12:00~18:00、日曜・祝日13:00~17:00
月曜、第1・4日曜休
www.surounn.com

持つだけで幸せな気分になれる傘

『TOKYO PRINT TP-009L 長傘(16本カーボン骨)』

『TOKYO PRINT TP-009L 長傘(16本カーボン骨)』(税込21,600円)は、ポリエステルのサテン織りのつややかな傘。縁取りがカラフルなので、雨の日が楽しくなりそう。

『B.B.-7 BS30-002長傘(グラス骨)』『肥谷井 角右衛門 KHS-01L 8本手開き』

(左)バレリーナが華やかに舞うプリントが施された『B.B.-7 BS30-002長傘(グラス骨)』(税込16,200円)。もととなるイラストは、イギリスなど海外のアトリエの展示会で買い付けることが多いという。(右)糸の段階で染め上げたあと、1本1本ほぐしながら織り上げる、甲斐(山梨)の伝統的な「絵ほぐし」という技法でつくられた日傘。『肥谷井 角右衛門 KHS-01L 8本手開き』(税込23,760円)。

内観

ショールームと店舗を兼ね備えており、商品がカテゴリー別に分かれているので見やすい。

外観

鮮やかなブルーの扉と窓が目印。

元禄初め(1680年代後期)頃から高級絹織物を生産し、明治時代に入ってから傘用の絹織物も生産するようになったカネイ。現在は、プリント柄や甲斐絹織物と江戸小紋染を中心に、時代のトレンドを取り入れたスタイリッシュな傘を生産している。すべて職人による手づくりで、多いときは年間100種類以上にもなる。「構図にこだわった大胆なデザインの傘づくりを今後も続けていきたいです」(代表 渡邉眞也さん)。

カネイ 東京都中央区東日本橋2-4-5
(問)☎ 03-3862-1551 10:00~18:00
土・日曜・祝日休
kanei-tokyo.co.jp