七福神めぐりで年始め

一年があっという間に過ぎ、慌ただしい師走からいよいよ2018年の幕開けへ。年明けは、気持ちを新たにスタートを切りたいものです。今号は新年にふさわしく、日本橋でめぐることのできる七福神をご紹介します。老舗の味や和雑貨を楽しみ、日本橋の情緒を感じながら一年の福を呼び込んでみませんか。

2018年01月 【第87号】

七福神めぐりのあらまし

七福神めぐりとは  以下神社の◆マーク=日本橋七福神

巡拝用宝船

正月の7日間に限り、色紙巡拝用のご朱印と、ご神像が授与される。※9:00~17:00(元旦は0:00~2:00まで)写真は『巡拝用宝船』(1,500 円)と『ご神像』(各500円)。宝船、七福神はそれぞれの神社で授与される。また、『揃い宝船』(全七体5,000円)は茶ノ木神社以外で授与。※寶田恵比寿神社では上記の授与はありません

七福神の信仰は室町時代末期に起こり、正月にそれぞれをめぐる習慣が根付いたのは江戸時代後期だそう。数が"七"となったのは、仏教の経典にある"七難即滅、七福即生"という言葉の「天災などの七つの大難が去り、人生に必要な七つの福を呼ぶ」意味から。多くの七福神めぐりが神社と仏閣なのに対して、日本橋は神社のみで構成され、小一時間でまわれる距離のため毎年多くの参拝者が訪れる。※各七福神の由来は諸説あり


第33回 日本橋七福神めぐり

2018年1月4日(木)10:30~14:30受付...日本橋三越本店 本館1階室町口コース...日本橋三越本店~小網神社~茶ノ木神社~宝生弁財天(水天宮境内)~松島神社~末廣神社~笠間稲荷神社~椙森神社~寶田恵比寿神社~日本橋三越本店 本館1階 中央ホール※参加無料、雨天中止

◆小網神社

小網神社

総檜造りで社殿に重厚な彫刻が施されている小網神社。昇り龍・降り龍は強運厄除のご利益の象徴として知られる。2016年に御鎮座550年を迎え、本殿、拝殿などが葺き替えられた。福禄寿はかつて同境内にあった万福寿寺から遷座した。

東京都中央区日本橋小網町16-23
☎03-3668-1080
www.koamijinja.or.jp


福禄寿
福禄寿

もとは中国の神で、道教で理想とされる福・禄・寿(幸運と子孫、金運に恵まれ、長寿であること)を兼ね備える。南極星を神格化したといわれ、寿老人( 寿老神)と同一神という説も。

◆茶ノ木神社

茶ノ木神社



江戸時代、佐倉藩主・堀田家の中屋敷に、守護神として祀られたお稲荷さま。以後、周辺で火事が起きなかったことから火伏せの神として崇敬され"お茶ノ木さま"と呼ばれて親しまれた。布袋尊は昭和60年(1985年)に合祀。

東京都中央区日本橋人形町1-12-11

布袋尊
布袋尊

中国の実在した禅僧がモデル。さまざまな予言が当たったということから予知の神、金運招福、人格円満の神としても信仰を集める。生あるものすべてを救う弥勒菩薩の化身という説も。

◆松島神社

松島神社

創建は鎌倉時代以前といわれ、当初は松島稲荷といわれていた。江戸時代には全国から職人が町に集まったため各地の神々を合祀し、大国主神をはじめ14柱を祀る。11月に開催される酉の市では多くの人で賑わう。

東京都中央区日本橋人形町2-15-2
☎03-3669-0479


大国神
大国神

「だいこく」と音読したため大黒天と混同されやすいが、松島神社では大国主命(おおくにぬしのみこと)。多くの別名をもち、日本最古といわれる。福徳、縁結び、医薬の神として古来より敬われていた。

◆末廣神社

末廣神社



慶長元年(1596年)以前に稲荷祠として鎮座したとされ、幕府公認の遊郭・葭原(吉原)が開かれると、氏神として庶民から町火消や武士にまで敬われるようになった。毘沙門天は江戸時代に祀られたと伝わる。

東京都中央区日本橋人形町2-25-20
☎03-3667-4250

毘沙門天
毘沙門天

もとは財富を司るインドの神で、仏教の四天王の一つとして北方を守護する。日本では古くから戦い、災難や疫病退散の神として崇敬される。別称 多聞天。

◆笠間稲荷神社

笠間稲荷神社

江戸時代の幕末に藩主牧野氏が茨城県の笠間稲荷の分霊をお屋敷の稲荷さまと合祀したのが始まり。以降、牧野家や日本橋の魚河岸の守護神として身分を問わず信仰を集めた。寿老神は昭和51年(1976年)に境内に勧請。

東京都中央区日本橋浜町2-11-6
☎03-3666-7498
www.kasama.or.jp/top/index2.html


寿老神
寿老神

長寿の神として、幸運や運命を良い方向に切り開くとして信仰されている。笠間稲荷神社では、伊勢の地主の神で、道開きの大神である猿田彦大神。

◆宝生(ほうしょう)弁財天(水天宮境内)

宝生弁財天(水天宮境内)



久留米藩主・有馬家が崇敬した水天宮を江戸の上屋敷に勧請。浮世絵や流行語になり、江戸っ子に親しまれた。ともに祀る宝生弁財天は、有馬頼徳が宝生能楽流の技を競う際に祈願し、勝利したことに由来する。
※ご開帳は1月1日〜7日、毎月5日と巳の日

東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
www.suitengu.or.jp

弁財天
弁財天

もとはインドの河(水)の神で、七福神のなかで唯一の女性。仏教に取り入れられ、音楽、弁舌、財富、知恵、延寿、勝負を司り、特に財富の神様として信仰を集める。

◆椙森(すぎのもり)神社

椙森神社

創建は1,000年以上前といわれる。江戸時代には富くじ(宝くじ)が行われたことから、境内には「富塚」(石碑)が立ち、10月3日と毎月13日を"富の日"に制定。寛文年間(1661 ?1673年)に恵比寿神を奉斎した。

東京都中央区日本橋堀留町1-10-2
☎03-3661-5462
www.geocities.co.jp/suginomori2


恵比寿神
恵比寿神

海の彼方からやってきたという日本の神。当て字の「夷」「戎」は異邦人を意味し、異郷から幸をもたらす客神(まれびとがみ)と伝えられる。ご利益は豊漁、商売繁盛、五穀豊穣。

寶田(たからだ)恵比寿神社

寶田恵比寿神社

創建は江戸時代以前。毎年10月に開催される伝統行事「べったら市」は、江戸時代に寶田恵比寿神社の崇敬者によって始まったという。御神体の恵比寿像は徳川家康から譲り受け、名匠 運慶作ともいわれる。

東京都中央区日本橋本町3-10-11(旧大伝馬町1丁目)
☎090-4674-7071

恵比寿神
恵比寿神

海の彼方からやってきたという日本の神。当て字の「夷」「戎」は異邦人を意味し、異郷から幸をもたらす客神(まれびとがみ)と伝えられる。ご利益は豊漁、商売繁盛、五穀豊穣。

だしの香りと旨味にホッと一息

だし椀御膳

具だくさんの根菜に、つぶした大豆の味がやさしい『だし椀御膳 かつお節だし仕立ての呉汁』(ランチ/税込950円)。小鉢はその日によって変わり、だし椀は和風の「古典」と洋風の「はなれ」から選べる。

だし椀御膳

シロップと寒天に伊勢かぶせ茶を使い、清涼感が広がる『伊勢茶あんみつ』(税込600円)。そのほか軽食やパンケーキなどの甘味も(14:00〜)。

鰹節専門店のにんべんが、一汁三菜をゆっくりと楽しんでほしいという想いから2014年にオープンした「日本橋だし場 はなれ」。削りたての本枯鰹節を使用し、風味豊かなだし料理を提供する。素材の旨味が引き出された理で、寒さで冷えた体もホッと温まるはず。

日本橋だし場 はなれ 東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 1階
☎03-5205-8704
11:00〜L.O.22:00(ランチ 11:00〜14:00 ※予約不可) 1/1休 www.ninben.co.jp/hanare


人形町のアイコンがかわいらしいハンカチ

ポチ袋

お正月らしい鯛と富士山が鮮やかに描かれた『ポチ袋』(300円)。この時季は、お正月飾りにぴったりな置物や、グリーティングカードも並ぶ。

人形町風呂敷ハンカチ

人形町の歴史などを元にイメージし、刺繍された『人形町風呂敷ハンカチ』(5種、各1,300円)。左は犬張子とでんでん太鼓、右は甘酒と人形焼。

思わず心が和むような和洋雑貨が揃うMUCCO。ハンカチや手ぬぐい、体にやさしいコスメなど、気負わずに贈れる厳選されたアイテムが豊富に並ぶ。おすすめは人形町らしいアイコンをモチーフに刺繍が施された、あたたかみのある愛らしいオリジナルハンカチ。下町風情を感じる一枚を、記念としてぜひ手にとってみて。

MUCCOMUCCO 東京都中央区日本橋人形町2-4-3
☎03-3662-6813
10:00〜19:00(土・日曜・祝日〜18:30) 12/31〜1/3休 www.miyagi-net.co.jp