3月20日(木)、日本橋室町に2つの商業施設がオープンします。
新しい賑わいが生まれ、街並みも大きく変わろうとするいま、江戸時代から現在までの移り変わりを改めて振り返ります。多様な文化を受け入れ、発展してきた日本橋の魅力を感じてみてください。
江戸東京博物館 館長・竹内誠さん 1933年、日本橋人形町生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。専攻は江戸文化史、近世都市史で、歴史や文化に関するさまざまな機関の要職を歴任。1998年より現職となり、2012年には中央区名誉区民に。
江戸時代の越後屋呉服店の様子。左右の通りが中央通りに当たり、現在は右手に三井本館、左手に日本橋三越本店の本館がある。その間の道路は「江戸桜通り」と命名されている(「東都名所駿河町之図」歌川広重(初代)画/東京都江戸東京博物館蔵)。
※イメージパース
芝居小屋やそれらを取り巻く茶屋などが集まり、大変賑わっていた頃の堺町、葺屋町(現・日本橋人形町)の様子 (「東都名所二丁町芝居繁栄之図」歌川広重画/東京都江戸東京博物館蔵)。
※イメージ写真
陸上交通があまり整備されていなかった江戸時代、物資供給に欠かせない存在だった日本橋川。たくさんの舟が行き交い、荷揚げしている様子が描かれている(「東都日本橋風景」昇亭北寿画/東京都江戸東京博物館蔵)。
現在の日本橋兜町に設立された、初の国立銀行「第一国立銀行」(「東亰海運橋第一国立銀行の全図 并近円の市中一覧の図」歌川虎重画、永嶋辰五郎画工/東京都江戸東京博物館蔵)。現在もこの界隈には金融機関が集中して存在する。
写真提供:日本銀行