五感で味わう、江戸の涼

7月13日から始まっている日本橋の夏のイベント「ECO EDO 日本橋 2013」。江戸時代の生活の知恵を体感できる催しから、水中アートの展覧会まで、さまざまなイベントが開催されます。江戸の人々の豊かな感性に触れながら、日本情緒あふれる“涼”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2013年08月 【第34号】
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江戸の知恵を伝える「ECO EDO 日本橋」
理想的な循環型社会が形成されていたと言われる江戸の町。この時代に育まれた生活の知恵を現代に活かし、新しいライフスタイルを発信するため、2008年8月に「ECO EDO 日本橋 実行委員会」が設立されました。江戸文化の息づく日本橋から、さまざまな取り組みを通じて"自然と共生する生き方"を発信。毎年夏には"江戸の涼"をテーマに、多彩なイベントを開催しています。

7月13日(土)~9月23日(月・祝)
開催場所...日本橋エリア
主催/ECO EDO 日本橋 実行委員会、名橋「日本橋」保存会
(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23、10:00~20:00)

「ECO EDO 日本橋 2013」特設ページ

「橋の日」打ち水大作戦

今年で6回目を数える「橋の日」打ち水大作戦(昨年の様子)。 この日の打ち水には、二次利用水が使われる。

上/今年で6回目を数える「橋の日」打ち水大作戦(昨年の様子)。
下/この日の打ち水には、二次利用水が使われる。

8月4日(日)14:00~15:00 会場...日本橋 滝の広場

江戸時代の人々が日常的に行っていた"打ち水"。水分が蒸発するときに発生する"気化熱"が地表の温度を下げるため、電力を使わずに暑さを和らげることができるとして近年注目されている。日本橋では"橋の日"(8月4日)に「日本橋」の橋上で実施。ゆかた姿の参加者が一斉に打ち水を行い、日本橋から"日本の夏の涼"を発信する。

(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23)

ゆかた・アートアクアリウム特典

「アートアクアリウム」チケット(イメージ)

右/「アートアクアリウム」チケット(イメージ)

~9月23日(月・祝) 会場...日本橋の飲食物販店・商業施設・文化施設

江戸時代から商いを続けている老舗から新しい商業施設まで、新旧の魅力をあわせ持つ日本橋。「ECO EDO 日本橋 2013」の会期中は、ゆかたを着ている人や「アートアクアリウム」の半券を持っている人を対象に、日本橋のさまざまな店舗・施設で特典をご用意。ゆかたを着て街めぐりを楽しんで。

160店舗以上が参加!
※本特典は原則としてお店でご飲食・ご購入いただいたお客さまが対象となります。
※店舗により条件等が異なる場合がございますので、
詳細は特設HP、または「まち日本橋」のイベントページをご覧ください。


(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23)

ゆかたステーション

ゆかたを着て店舗を利用すると、さまざまな特典も(写真はイメージ、特典の詳細は上記をご覧ください)。

水中アートとともに楽しむ
アートアクアリウム ゆかたステーション
~9月23日(月・祝)10:00~(最終受付20:30) 会場...コレド日本橋 地下1階 アトリウム
料金...3,000円(「アートアクアリウム」チケット付き)
※本チケットは全国のセブンイレブンで販売中(前売のみ、当日会場でのチケット販売はしておりません)。

涼を感じさせてくれる"ゆかた"と、水中を優雅に泳ぐ"金魚"??そんな日本の代表的な夏の風物詩を一度に楽しめるチケットサービスが実施中。「アートアクアリウム」に優先的に入場できるチケットと、ゆかたの着付けサービスがセットになっているので、江戸情緒を存分に楽しむことができる。

8/4(日)限定 ゆかたステーションが無料開設8月4日(日)はゆかたステーションで着付け、着崩れ直しサービスを無料で利用できる。この日は「橋の日」打ち水大作戦などのイベントも開催されるので、ゆかたで一日を過ごしてみては。

※ゆかた一式はご自身でご用意ください。
※8/4(日)は先着順のため、定員に達した時点で受付を締め切らせていただきます。予めご了承ください。

(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23)

ECO EDO 日本橋 ダイナースクラブ アクアリウム2013 ~江戸・金魚の涼~

ECO EDO 日本橋 ダイナースクラブ アクアリウム2013 ~江戸・金魚の涼~

和のテイストでアートに表現された会場(昨年の様子)。

ECO EDO 日本橋 ダイナースクラブ アクアリウム2013 ~江戸・金魚の涼~

左/着物を水槽に埋め込み、金魚とプロジェクションマッピングで着物の柄を表現する「キモノリウム」(イメージCG)。
右/さまざまな種類の金魚が展示される「金魚コレクション」(イメージCG)。

~9月23日(月・祝)11:00~23:30 ※最終入場は終了30分前
会場...日本橋三井ホール(コレド室町5階 ※入口は4階)
入場料...大人1,000円、子ども(小学生以下)600円、3歳以下無料

江戸時代から広く人々に親しまれるようになった金魚に、和の演出を施して行われる展覧会。日本橋での開催は今年で3回目となり、例年多くの人の目を楽しませている。今年は着物の柄を表現する「キモノリウム」をはじめ、たくさんの新作が加わって7月13日に開幕。珍しい品種も含め、約5,000匹の金魚が会場内のさまざまな水槽で優雅に泳ぎ、日本橋の夏の涼を彩る。

※19時以降は「ナイトアクアリウム」となり、ドリンク(有料)を片手にお楽しみいただけます。
※一部ご入場いただけない日時がありますので、詳細はHP(h-i-d.co.jp/art)をご覧ください。

【チケット販売取り扱い】
前売:全国のセブンイレブン
当日:日本橋三井ホール入口(コレド室町4階)、日本橋三越本店 新館1階 日本橋口特設会場、日本橋髙島屋 1階 南口、コレド日本橋 地下1階 アトリウム

金魚アート展示 「アートアクアリウム」の世界観でつくられた金魚の水槽は、日本橋の2つの商業施設内でも展示中。街めぐりの合間に足を運んでみては。


日本橋髙島屋

~7月30日(火) 日本橋髙島屋1階 正面ステージ
※ゆかた展示あり

日本橋三越本店

~9月3日(火) 日本橋三越本店新館1階 日本橋口

(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23)
h-i-d.co.jp/art

アートアクアリウム フォトスポット

アートアクアリウム フォトスポット

※イメージ

~9月23日(月・祝) 10:00~20:00 ※利用無料
会場...コレド日本橋 地下1階 アトリウム

アートアクアリウムプロデューサー・木村氏が手がけるフォトスポットがコレド日本橋に登場。「アートアクアリウム」の世界を集約した1枚のパネルの前で、自由に記念撮影ができる。同会場で「アートアクアリウム」オフィシャルグッズの販売も。

(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23)

日本橋金魚すくいグランプリ 決勝ラウンド

日本橋金魚すくいグランプリ 決勝ラウンド

※イメージ

8月4日(日)16:00~(予定)会場...日本橋 滝の広場 ※観覧無料

日本橋の街を会場にした金魚すくいグランプリが開催。7月13日より、日本橋の商業施設で週末に開催されている予選会を勝ち抜いた参加者が、優勝を競い合う。腕に自信のある人は、まず予選会へ。

※予選会は日本橋三越本店 特設会場(7/13~14)、日本橋髙島屋屋上特設会場(7/20~21、11:00~16:00)、コレド日本橋1階中央通り側入口(7/27~28、11:00~17:00)にて実施(参加費200円)。上位3名には賞品を進呈するとともに、8月4日(日)に開催される決勝ラウンドへの参加資格が。

(問)ECO EDO 日本橋 2013 運営事務局
TEL 03-3270-2590(~9/23)
※詳細は「アートアクアリウム」のHP(h-i-d.co.jp/art)でも掲載予定

金魚品評会

金魚品評会

投票結果をもとに、番付表を制作予定(写真は昭和2年、三越呉服店の品評会でつくられた番付表 ※イメージ)。

8月1日(木)~8月2日(金) 10:00~19:30 ※観覧無料
会場...日本橋三越本店 本館1階 中央ホール

日本橋の街の人たちが自身の金魚を持ち寄って開催される「金魚品評会」。かつて品評会が行われていた日本橋三越本店(当時の三越呉服店)を会場に、さまざまな品種の金魚がずらりと並ぶ。一般投票によって1位が決定されるので、自分のお気に入りを探してみよう。

(問)日本橋三越本店
TEL 03-3241-3311(代表)
※詳細は「アートアクアリウム」のHP(h-i-d.co.jp/art)でも掲載予定

日本橋納涼怪談2013

日本橋納涼怪談2013

一龍斎貞水氏

8月4日(日)16:00~ 会場...三越劇場(日本橋三越本店 本館6階)
入場料...4,500円(三越ビアガーデンセットは7,500円)

怪談を演じたら当代随一と言われる人間国宝の講談師・一龍斎貞水氏による「日本橋納涼怪談」が、三越劇場で開催される。演目は怪談の定番とされる「四谷怪談~お岩誕生~」。江戸時代から続く伝統話芸と、近代的な特殊演出が加わった"立体怪談"の迫力を存分に楽しみたい。

(問)芝居茶屋 新日屋
TEL 03-5652-5403(平日10:00~18:00)

特別展 大妖怪展 -鬼と妖怪そしてゲゲゲ-

特別展 大妖怪展 -鬼と妖怪そしてゲゲゲ-

歌川国芳画「相馬の古内裏」(江戸時代、公文教育研究会所蔵)
※前期7/6~8/4展示

前期:7月6日(土)~8月4日(日)
後期:8月6日(火)~9月1日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場...三井記念美術館
※月曜休館(7月15日(月・祝)、8月12日(月)は開館)
※7月16日(火)は休館
入館料...一般1,200円、大学・高校生700円、中学生以下無料
※ゆかた・アートアクアリウム特典有り(入館料割引、和服可、ショップ・カフェ利用時の特典有り)

"妖怪"をテーマに、中世から近代までの妖怪変化の歴史をさまざまな展示でたどり、現代の妖怪画として「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏の原画25点を紹介。人間の想像力により造形化された鬼や妖怪を観賞し、暑い夏、心にひんやりとした刺激を呼びこもう。

(問)三井記念美術館
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル) www.mitsui-museum.jp