前の年の厄を祓い、新年の福徳を授かる
室町時代にはじまった七福神信仰が庶民にも広まり、
「七つの福神をめぐる」信仰形態が確立したのは江戸時代のこと。江戸に名所ができ、人々が観光を兼ねて参拝するようになったと同時に、日本橋七福会をとりまとめる小網神社の服部宮司は、「それまでは共同体や家族の隆盛などのために行われていた神仏信仰が、商業の発達によって個人単位においてもご利益を願うようになったからでしょう」と話します。すべて神社のみで構成された日本橋七福神は近隣に点在し、わずか1時間余りでひとめぐりできるのも魅力。新たな年がよき一年になりますように、人形町界隈の下町情緒を味わいながらお参りしてみませんか?
左が弁財天の御堂。鮮やかな朱塗りの御堂に祀られた御像は、運慶作とか。右は子宝犬。子授けや厄除けなどのご利益がある。
大鳥神社とも呼ばれ、11月には酉の市でにぎわう松島神社には招福グッズも多数。左は大国神姿の招き猫300円。
その昔は遊女たちの守り神だった末廣神社。
久松署から大通りを挟んで向かいにある。
江戸時代には、ここで富くじ(宝くじ)を発行。その記念として、境内には富塚が建てられた。宝くじ当選を祈願してみては?
神職不在のため、参拝のみ。ご朱印は椙森神社で。
左は銭洗い弁天のご福銭(500円)。右は珍しいまゆ玉みくじ(300円)。強い生命力を持つ蚕が作るまゆ玉は、それ自体がお守りに。
神職不在の場合、ご朱印は水天宮で。
全社揃いのご朱印色紙は2,000円
志乃多(6個入り)567円
甘酒350円、豆乳ドーナツ(3個入り)310円
干支入り瓦せんべい(6枚入り)680円、(4枚入り)480円。人形焼きは680円~