夏至(げし)・小暑(しょうしょ)

2018年07月【第93号】
  •             illustration Sayaka Terashima

 雨に濡れた紫陽花の色合いが美しい季節。早いもので一年も折り返し地点だ。 6月21日頃は二十四節気で「夏至」。1年でもっとも日が長く、夜が短い時期をさす。ここから日に日に暑さが増し、本格的な夏へと向かっていく。
 6月30日は「夏越ごしの祓(なごしのはらえ)」。各地の神社で茅ちの輪くぐりが行われる。大きな茅の輪をくぐって半年間の穢れを落とし、夏以降の無病息災を願う。夏至から数えて11日目からの5日間、7月2日頃を「半はんげしょう夏生」と呼び、昔は田植えを終える時期の目安としていた。田植えを終えた農家では、この日の天候で稲作の出来を占った。

 7月7日頃は二十四節気で「小暑」。暑さが強くなることを意味している。梅雨明けが近く、集中豪雨も起こりやすい。小暑から大暑までを「暑中」といい「暑中見舞い」はこの期間に送る習わしがある。メールやSNSでの挨拶が主流のいまだからこそ、季節感のある手書きのはがきで心を伝えたい。