小満(しょうまん)・芒種(ぼうしゅ)

2018年06月【第92号】
  •                illustration Yayoi Kamiguchi

 ゴールデンウィークが終わると、季節は初夏へと向かっていく。春に萌え始めた若芽が育ち、緑も少しずつ濃くなる時季だ。
 5月21日頃は二十四節気で「小満」。秋に蒔いた麦の穂が育ち、ひと安心することから“小さな満足”という意味でこの名がついたという。麦の穂が実り、刈り入れを行う時期であることから“麦秋”とも呼ばれている。
  6月6日頃は二十四節気で「芒種」。芒とはイネ科植物の穂先に出る細い毛のような部分のことで、芒のある穀物の苗を植える季節を意味している。湿度が高くなり、だんだん蒸し暑くなる頃。本格的な梅雨を迎える地域も出てくる。「梅雨晴れ」「男梅雨」「女梅雨」など梅雨の入った情緒ある言葉は多い。

 街中に咲く紫陽花も雨露に打たれて鮮やかさを増す。お気に入りの雨の日アイテムを見つけて、心晴れやかに雨降る街を楽しみたい。